言葉で世界を変えよう―万葉集から現代俳句へ

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言葉で世界を変えよう―万葉集から現代俳句へ

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487803835
  • NDC分類 911.04
  • Cコード C0095

内容説明

脳科学者と俳人が渾身の思いをこめて書く日本とは、文化とは、そして言葉とは何か。

目次

第1部 日本文化をめぐる言葉の旅(歴史と出会う;春日山を歩く;日本文化の可能性 ほか)
第2部 言葉の生命力(誰のものでもない言葉;事象と言葉;社会と言葉の共有 ほか)
第3部 五・七・五という内在律(忘れ貝を拾う;目に見えない世界;九十九夜と十六夜 ほか)

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
脳科学者。東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。2005年『脳と仮想』で第4回小林秀雄賞、2009年『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞

黛まどか[マユズミマドカ]
俳人。神奈川県生まれ。1994年、「B面の夏」50句で第40回角川俳句賞奨励賞受賞。2002年、句集『京都の恋』にて第2回山本健吉文学賞受賞。2005年より「日本再発見塾」呼びかけ人代表。2010年4月~2011年3月、文化庁の文化交流使として渡仏(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ありんこ

13
震災後、俳句でエールをおくっている黛さん。日本は大火や地震で強制的なリセットを繰り返し、潜在的な無常観を持つようになった。とありました。言葉の力は大きいです。たくさんの俳句がエールになりますね!2011/04/27

K K

4
日本とは畏れの文化。宗教もgodよりspirit。 歌の歴史は人間の心の歴史であり、昔恋も歌から生まれた。 自分の心に気づかないと恋は生まれない。 歌合わせとは人間性から入るものである。 言葉にはその人の人生が現れる。自分の言葉を持っている人は人間も本物。 言葉を知らないと感性も豊かにならない。 情緒とは野に咲くスミレを美しいと思う心。 弱い男性は女性が相手にしない。昔から女は強い大人に惹かれ、男は美しい言葉を操る女に惹かれた。 言葉は身の丈。 若の浦にそでさへ濡れて忘れ貝拾へど妹は忘らえなくに2017/06/01

時折

3
何だか対談中の茂木健一郎氏の「まどかさん」という呼び方に、あああ、何となく羨ましい感じがじわじわ出てきました。二人の何となく微妙なクオリア。2010/08/22

しのざき

3
日本語の美しさを少しだけ教えられたような気がする。仮名文化・俳句等だけではないが、日本文化を確実に自分は持っているだろうか?と自問自答。いい本でした。2010/08/07

Sohei

2
音韻のリズムというものの話はとても面白いなと思った。そういうものを意識して生きるということが、豊かな時間を生むかもしれないと考えたりしました。2022/03/17

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