自閉症者が語る人間関係と性

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487801053
  • NDC分類 378.6
  • Cコード C0037

内容説明

自閉症者が人間関係を築いていくのは簡単なことではない。中でも異性との関係は、男女が相互の了解のもとに距離を縮めていく過程を含んでいるだけに、わかりにくい世界だろう。この問題について、自閉症である著者が同じく自閉症である多くの人々とその関係者にインタビューしながら書き上げたのが本書である。

目次

自閉症とは?
第1部 人間関係(友情;ペア関係;親になること)
第2部 セクシュアリティー(セクシュアリティーとは?;性的な行為が問題視されるとき;性のアイデンティティー;性的暴力)
第3部 どのように取り組むことができるか(診断;性と共生についての授業;ソーシャルストーリーと視覚的戦略;友情を育み支援すること;他の方法によるアプローチ)
資料

著者等紹介

ガーランド,グニラ[ガーランド,グニラ][Gerland,Gunilla]
自閉症スペクトラムの機能障害をもち、1996年の著書“En riktig m¨anniska”(『ずっと「普通」になりたかった。』ニキ リンコ訳 花風社2000)でデビューをした。大学で自閉症および知的障害について勉学を積み、自閉症およびアスペルガー症候群についての相談や指導について長い経験を有する。自閉症とアスペルガー症候群についての講演者として、スウェーデン国内外での講習会、大学での講義、カンファレンスなどで定評がある。彼女はまた、自閉症の分野での社会的活動にも積極的にかかわっている

熊谷高幸[クマガイタカユキ]
1947年生まれ。福井大学教育地域科学部教授。同学部附属特別支援学校校長。1977年より福井大学で障害児教育を担当している。専門は自閉症児のコミュニケーションの発達とその支援

石井バークマン麻子[イシイバークマンアサコ]
1954年生まれ。福井大学教育地域科学部教授。スウェーデン特殊教育家。専門は動作の不自由な子どものコミュニケーションと動作の学習、現職教員教育。日本で特殊学級および養護学校に8年間教師として勤務後、1985年より2005年までスウェーデン在住。スウェーデンでは知的障害がある大人のデイセンターのインストラクターとして、また公立障害児学校の教師としてそれぞれ4年間勤務後、1996年からの10年間はスウェーデン各地の障害児学校および教育相談センター等において現職教員教育を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cathy aya

0
最近、アスペルガー症候群(AS)についての本を読んでいて、自分はASではないと思っていましたが、この本を読み進んでいたら、自分が子供の頃〜20代前半まで思っていたこと、感じていたことが出てきて、もしかして(やっぱり)私もそうなのかしらと思ってしまいました。それとも、ASではなくても、同じような感じを受けるのでしょうか?そこの部分を他の人にも聞いてみたいと思います。この障害を持つ人と、普通の人の感じ方、考え方、物事のとらえ方の違いが、何人にもインタビューしたものを元に書かれているので、とてもわかりやすかった2011/09/30

ショコラ

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知的の人やソーシャルスキルを身につけられないまたは身につけることが難しい人を主としていて、あまり参考にはならなかった。2019/10/15

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