出版社内容情報
ラン，デイジー，チューリップ，バラ，アマリリス，ベゴニアなど，身近な園芸草花をとりあげ，世界の植物栽培史や園芸上のこつなどを交えて探った，楽しい植物語源考。
内容説明
栽培のこつも身につく楽しい本。ラン、チューリップ、バラ、ユリ、ダーリア、ポインセチア、アマリリス、ベゴニアなど、身近な園芸草花を多数とり上げて探った楽しい語源考。
目次
草花随想（花の女神フローラについて；グリーン・サムということ；花を愛する心）
早春の花（ランの花は妖艶の美花；クロカスは糸の意 ほか）
春の花（アネモネは風の娘の意；桜草は鍵束の花 ほか）
初夏の花（ゼラニウムは鶴のくちばしの意；グロキシニアは華麗な花 ほか）
夏の花（カンナは芦笛の意；アガパンサスは愛の花の意 ほか）
秋の花（ダーリアは花の女王；サルビアは無病息災の意 ほか）
冬の花（サボテンの語源；シャコサボテンはクリスマスの花 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜王五代の人
1
由来のよく分からない、あるいは誤解されている植物名に対して語源を探った前著「植物名の由来」に対し、こちらは普通に由来を述べたもの、ただし学名や英語その他での名前についても触れられていて、見方の共通点や相違点もわかる蘊蓄本に仕上がっている。特徴が強調されどんな花かすぐわかり味のある挿絵は前著に同じ。／マイナーなギリシャ神話の神々由来の植物名が多いことに驚き。シクラメンの「豚のパン」「豚の饅頭」、そして篝火草という、いやそれわからんでもないけどという名前や、シネラリアは向こうでも縁起の悪い名前だとか。2022/10/13
ivu
0
2011/02/10
