山田詠美愛の世界―マンガ・恋愛・吉本ばなな

山田詠美愛の世界―マンガ・恋愛・吉本ばなな

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487794966
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

衝撃デビュー前のマンガ家時代,「山田双葉」の作品紹介・解説・現代女性の恋愛観の変遷史,ライバル吉本ばななとの比較論,転校生の文学ほか,山田詠美の作品世界の完全解説。

内容説明

吉本ばななとの類似点・相違点の徹底論証から、セクシー漫画、ギャグ漫画、音楽漫画…と多彩に活躍した漫画家・山田双葉としての創作の軌跡、アフォリズム、内体の信仰、「せつない」という美学など詠美ワールドを形成する諸要素まで、その作品世界の魅力のすべてを解読した力作評論。

目次

第1章 吉本ばななと山田詠美(吉本ばななと山田詠美の恋愛表現のちがい;吉本ばななと山田詠美におけるマンガ)
第2章 恋愛表現史における吉本ばななと山田詠美
第3章 マンガと山田詠美(マンガ家としての山田双葉(詠美)
音楽マンガと山田双葉)
第4章 小説と山田詠美(恋愛の文学―純文学としての恋愛;転校生の文学)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はなびや

3
 『向田邦子 心の風景』から3年後に出版されている。向田邦子と山田詠美の共通点は、転校生経験という着想から出筆に至ったということだが、私にとって『向田邦子…』がとても読みやすかったのに対して、こちらの『山田詠美愛の世界』は、読むのに時間がかかった。吉本ばななとの対比で描かれている章だと、私は吉本ばなな派で過ごしてきており、山田詠美の文化や漫画は経験もなくほぼスルーして過ごしてしまったこともあり、その文化的背景が頭に入りづらかったこともある。昭和の後半から平成にかけては、すでに文化が細分化され、同時代  2020/05/24

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