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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
toko
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まさしく障害児のための動作法がどう展開してきたかがわかる本。自閉や多動、ダウン症に統合失調症にまで及ぶ実践の記録が紹介されているが、全体を通して動作法によって主体性を獲得していくという結果が述べられており、動作法の何がその役に立ったのかということを各執筆者が四苦八苦しながら考察している。最後の成瀬の章ではその理論を彼なりにまとめようとしており、自体と他体、自己と他者を分けることで身体に対する働きかけの重要性を説く。実践から始まった動作法の可能性の広がりを何とか理論化していこうという気概のみえる本。2015/10/12