脳死の人―生命学の視点から

脳死の人―生命学の視点から

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784487752188
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0030

内容説明

「脳死の倫理問題」とは本当のところ、いったい何なのでしょう?私は、「脳死の倫理問題」の本質は、脳死になった人とそれを取り巻く人の、人と人との関わり方の問題であると考えます。脳死を追求してゆくと、そこには現代社会の抱えるさまざまな問題、たとえば現代社会の効率性、現代医療の部分主義、医師の啓蒙観などが、じつにクリアーに見えてきます。

目次

1章 脳死とは人と人との関わり方である
2章 集中治療室とはどのような場所か
3章 臓器移植の光と影
4章 脳死身体の各種利用とは何か
5章 私の死と他者の死
6章 現代医療の部分主義について
7章 効率性とかけがえのなさ
対談 脳死と臓器移植の本当の問題(杉本健郎・森岡正博)