出版社内容情報
昭和15年から昭和17年まで。紀元二千六百年祝典、日米交渉、対米英開戦――戦争に直面する昭和天皇の苦悩の日々を記す。『昭和天皇実録』は、宮内庁において平成2年より24年の歳月をかけ編修され、平成26年8月、本文60巻が天皇皇后両陛下に奉呈されました。
明治34年の御誕生から昭和64年の崩御に至るまでの89年間、「激動の時代」を生きた天皇の御事蹟、そしてそれにまつわる日本の政治、社会、文化などを余すところなく記述。 そこにはこれまで知られていなかった昭和天皇の生きた御姿とその時代が、生き生きと記されています。
・『昭和天皇実録 第八』(昭和十五年?昭和十七年)の内容
中国との戦争が拡大長期化するなか、日本と英米両国との対立は決定的となった。
日本は独伊両国と同盟を締結し、戦争回避に向けて日米交渉を推進するが決裂。
御前会議において対米英蘭開戦が決定され、日本軍は真珠湾を攻撃、
南方へも進撃を開始し、ついに戦争に突入する。
しかし緒戦の勝利もつかの間、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島の戦い、ソロモン海戦など、米軍の本格的な反攻が始まる。
・主な項目
皇太子(今上天皇)学習院初等科入学
満洲国皇帝溥儀来朝
日独伊三国条約締結
紀元二千六百年祝典
西園寺公望死去
汪兆銘政権承認
日ソ中立条約締結
南部仏印進駐
東条英機内閣成立
ハル・ノート
御前会議
真珠湾攻撃・宣戦の詔書渙発
シンガポール陥落
本土へのドーリットル空襲
ミッドウェー海戦
米軍のガダルカナル島上陸 ほか
宮内庁[クナイチョウ]
内容説明
中国との戦争が拡大長期化するなか、日本と英米両国との対立は決定的となった。日本は独伊両国と同盟を締結し、戦争回避に向けて日米交渉を推進するが決裂。御前会議において対米英蘭開戦が決定され、日本軍は真珠湾を攻撃、南方へも進撃を開始し、ついに戦争に突入する。しかし緒戦の勝利もつかの間、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島の戦い、ソロモン海戦など、米軍の本格的な反攻が始まる。
目次
巻27 昭和十五年
巻28 昭和十六年一月~六月
巻29 昭和十六年七月~十二月
巻30 昭和十七年
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