内容説明
海と海の生物16話。海洋生物に関心のある若い人や初学者を対象に、さまざまな研究を通して知り得た海の生物について紹介する。
目次
海からの贈り物 海洋生物学をひもとく
底生生物は神秘的でおもしろい
匂いや味を敏感に感じる海の生き物たち
ホヤや卵を産む不思議なクダヤガラを研究する
海の猛者サメ
海洋生態系における高次捕食者のPCB汚染
海の知性イルカ
駿河湾での海洋生物学
クマノミの不思議を学ぶ
フグ毒の秘密
プランクトンと海の生物
海洋生物の方程式を解く
稚ヒトデを求めて オニヒトデ大発生予知の試み
水族館の学芸員
なぜ海洋生物学者になったのか?
著者等紹介
村山司[ムラヤマツカサ]
1960年生まれ。東海大学海洋学部海洋生物学科教授。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サメ社会学者Ricky
1
入門というより様々な分野をサラッと紹介してくれる感じ。初心者ならそのトピックだけでなく「研究ってこんな感じ」という風にイメージしやすい。後半には30歳過ぎてから研究室入った方の話が載っていて、「自分でもまだ間に合うかな」とか思ったりしてみた(笑)。2017/07/12
ya
0
東海大学の研究室紹介なのかな。2014/05/19
orangepelican
0
入門とありますが、教科書的なものではありません。1章で海洋生物学に関する紹介(導入)があって、それ以降は海洋生物に関する様々な研究テーマのトピック集という感じです。どうやら進路を決める高校生をターゲットにした本のようです。それぞれのトピックについて詳述されているわけではないのですが、本当に多岐にわたるトピックがあり、勉強になります。視点を広げる意味でも良い本だと思った。2014/02/27