出版社内容情報
生命・身体に関する自己決定権の視点から、法的関連の中で問題となる尊厳死、安楽死、自殺、死の概念、臓器移植を中心に、わが国の状況に加えて諸外国の態様に比較法的考察を交えた論述を展開する。特筆すべきは、慢性的な臓器不足の現況を改善すべく、刑事政策論者の立場から、臓器移植市場の積極的創設を提唱している点にある。99年刊の旧版は四度の増刷を行う売れ行き好評書であったが、今回の新版は、ほぼ全面に改訂を施し、特に臓器移植関連の記述は全て書き改めた。「生と死」と「先端医療化社会」に潜む法的視点に示唆を与える、教科書とし,
内容説明
本書は、生命・身体に関する自己決定権の視点から、法的関連の中で問題となる尊厳死、安楽死、自殺、死の概念及び臓器移植を中心に、我が国の状況に加えて諸外国の態様を比較法的考察を交えて論述している。
目次
第1章 幸福追求権と自己決定権
第2章 リビング・ウイルLiving Will
第3章 安楽死
第4章 自殺
第5章 死の判定基準と臓器移植
第6章 臓器市場創設への提言
第7章 ターミナルケアとインフォームド・コンセント
著者等紹介
立山龍彦[タテヤマタツヒコ]
1936年熊本県に生まれる。1964年中央大学大学院法学研究科刑事法専攻修了。現在、東海大学教授。中央大学インストラクター、米国エール大学(Yale Univ.)専任講師、東海大学助教授を経て現職
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