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出版社内容情報
遙か昔に上演されたギリシア悲劇に登場する人物は、現代の私たちと何ら変わるところのない人間であることに気づく。代表的な九人の女性をとおして、ギリシア悲劇が現代に甦る。
内容説明
二四〇〇年以上も昔に上演されたギリシア悲劇に登場する人物は、今を生きるわたしたちと何ら変わるところのない人間であることに気づく。いつの時代でも、いずれの場所にあっても、人間性の善なるものも悪なるものも、喜びとなるものも悲しみとなるものも、女性にこそもっともよく顕れる。九人の女性の人物像をとおしてギリシア悲劇が現代に甦る。
目次
第1章 アンティゴネの場合―ソポクレス『アンティゴネ』
第2章 デイアネイラの場合―ソポクレス『トラキスの女たち』
第3章 イオカステの場合―ソポクレス『オイディプス王』
第4章 メデイアの場合―エウリピデス『メデイア』
第5章 パイドラの場合―エウリピデス『ヒッポリュトス』
第6章 ヘカベの場合―エウリピデス『ヘカベ』
第7章 エレクトラ、その母、その妹の場合―ソポクレス『エレクトラ』
第8章 クリュタイメストラの場合―エウリピデス『エレクトラ』
第9章 ヘレネの場合―エウリピデス『ヘレネ』
第10章 乳母の場合