バイオエシックスの基礎―欧米の「生命倫理」論

バイオエシックスの基礎―欧米の「生命倫理」論

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  • サイズ A5判/ページ数 355p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784486009931
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C3012

内容説明

生と死のあり方を変える医療技術に、市民の倫理は、いかに答えるか。「危険なすべり坂」から医の倫理を再構築した、欧米23の精選論文集。

目次

第1部 人格と生命(生命の尊厳と生命の質は両立可能か;医学における人格の概念)
第2部 人工妊娠中絶―生命の操作と倫理基準(体外受精をめぐる倫理的問題;嬰児は人格を持つか)
第3部 安楽死(倫理学と安楽死;欠損新生児の生存権)
第4部 治療と実験(臓器移植の必要性;医師と患者の「同意」の意味)
第5部 死の定義(死の定義と再定義;死の決定基準の法制的定義)
第6部 医療における配分の倫理(高度救命医療の配分方法;医療における平等と権利)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チネモリ

4
 本書は23編からなる論文集である。その中で「動物の生存権」(ピーター・シンガー)のみ読了。本論文は①「動物の生存権」の擁護②動物実験③肉食の3つで構成されている。動物も快苦を感じる存在だから不当な理由によって動物に苦痛が与えられ殺害されていることを著者は問題視する。分かりやすい主張であるがリーガンらの権利論者についても学びたくなった。2018/01/04

aya

3
タイトルは入門的意味の基礎ではなく、純粋に臨床と対比させた基礎という意味合い。細かい字句にこだわって論を進めていく様に、こんなにこだわる必要があるのかと思ってしまった。けれど内容は、具体例など示唆に富んでいる。もう少し勉強をしてからこの本に取り組めたらよかったのかな。2016/12/31

Tsuyoshi

0
23編からなる論文集。(2)エンゲルハート「医学における人学の概念」、(14)ハンス・ヨナス「人体実験についての哲学的考察」の2編のみ読了1999/03/05

びーちゃん

0
評価保留2011/01/09

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