内容説明
世間には「やっかいな人」がたくさんいます。話の長い人、すぐにキレる人、愚痴っぽい人、やる気のない人、優柔不断な人などなど。彼らの行動パターンに巻き込まれると、私たちは身動きがとれなくなります。本書のテーマは、傷つかずに、この不愉快な状況から逃れる方法です。けんかもせず、相手の言うなりにもならずに、穏やかに接することは、むろん可能なのです。そうすればストレスもなくなり、リラックスできるだけでなく、相手もそのために自分を変えなくても済むのです。
目次
１ 「困った人たち」とは（行動パターンは脳の中でも生じる；よくない習慣から説する；ハムスターに飛ぶことを教える？；困った人たちとつきあうには）
２ よくいる「困った人たち」（ほら吹き；おしゃべりな人；かんしゃく持ち；不平屋；陰口を叩く人；むくれる人；無気力な人）
３ まだまだいる「困った人たち」（日々の暮らしで気をつけること）
著者等紹介
ベルクハン，バルバラ［ベルクハン，バルバラ］ ［Ｂｅｒｃｋｈａｎ，Ｂａｒｂａｒａ］
２０年以上にわたりコミュニケーションのトレーナーとして活躍。ハンブルク大学で教育学と心理学を専攻。これまで多くの人々にトレーニングを行い、たくさんの要望を受けて、コミュニケーションに関する本を執筆するようになる
小川捷子［オガワショウコ］
翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひこうき雲
46
タイトルだけ読むと「あぁいつもの他人は変えられないけど、自分は変わることができる系?!」って思うけど、そうでもない。 行動パターンって幼少の時の体験に基づくものが多く、要はどうやったら自分にとって得か学んだ結果。それは自分にも当てはまる😱2022/12/31
アイアイ
12
ほら吹き、かんしゃくもち、悪口や愚痴しか言わない人、色んな迷惑パターンの人がいて自分もそこまでじゃない・・と思いつつ感情的になる時の誰にでもある衝動が書かれる。成長の過程で何かを手に入れる為に、生きる為に身に着けた彼らのパターンは、日常生活で他人を苦しめる。冷静に対処、「所詮他人だ」と心の距離をうまく計りたい。▽図書館2015/07/02
Artemis
11
こういう人いる。本当にイライラさせるのがうまくて、つい乗せられてしまうけど、自分がイライラしてもいいことは本当に何もない！相手に代わってもらうことを期待しても、こういう人は変わらないだろうし、変わらないことにさらに腹を立てても仕方がない。であれば、自分が腹を立てている原因を考えながら、腹を立てずに済むように相手を上手く乗せながら、あるいは避けながら付き合っていくのが正解かな。そして、私もそんな”うざい人”にならないように気をつけつつ。2017/04/12
もりけい
6
困った人たち１０種に対応する対話術。面白いのは自分も若干困った人たちと同様のことをするということにも対処が載っている。これにより受ける側、やる側の全方位網で完璧にオトナになれるはず。2015/05/10
buaabu
2
●良くない習慣から脱する～行動パターンは無意識に作動するが、絶対に変えられないものではない。そのために自分を知り、注意深く行動する。●相手の行動パターンに巻き込まれない～抵抗する＝自分の感情に対する支配権を握られる。●ハムスターに飛ぶことを教える？●相手にできなことを期待するのはやめる。●誰にも責任はない～良いとか悪いとかという考えを頭から追い出す。行動パターンに対する責任はない。相手を罰したい、変えたいという気持ちは、仕返しにつながる。●相手のせいだと思うのをやめる。●「○○でなければ」をやめる。2015/07/05
