感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tatsuya
24
難しい。ドロドロと鬱屈とした気持ちになる。もし彼の作品を読むことがあれば最後の解説と年譜を参考にしようと思う。2016/11/02
白としろ
2
卑劣漢は誠実な人間が好きなものである。 どうやら人間は、わびしい冬や秋の日よりも、輝きわたる太陽の光を浴びているとき、余計に自由にあこがれてわが身の不幸をなげくもののようである。 深い悲しみというものは、つねに黙して語らず、その姿をあからさまに見せない場合がいちばん多いからである。 愛情にみちあふれた心には、悲しみもまた多いものである。 思いやりこそは最も重要な、そしておそらくは全人類にとぅて唯一の生活の規範である。2023/10/09
ぶう兵衛
2
○卑劣漢は誠実な人間が好きなものである。○人は誰でも自分のほうに道理があると感じたとき、自然の成行きとしてつい夢中になってしまうものである。○弱い人間にすべてのものを与えてみるがいい、すぐに自分のほうからやって来て、なにもかも返してしまうから。○もしも人間から無限に偉大なものを奪ったならば、もはや人間は生きて行くことができず…○理性では汚辱としか見えないものが、感情には完全に美と映るんだからなあ。○この世では誰よりもうまく自分をだませたものが、誰よりも愉快に暮らしていける。2014/04/30
老兵
1
ドストエフスキー、彼の著作から真理を深くえぐった言葉を抜き出し、見やすくまとめた本。彼の言葉は私たちが日常の生活で感じる違和感や小さなとっかかりを見事に表現しており、そこに彼独特の哲学観が加わることにより、私たちは大きな感銘、絶望、希望を見出す。巻末の訳者後書きにはドストエフスキーの生涯が概観されてるが、彼の激動の人生が多くのすばらしい著作を生み出したことを実感させられるであろう。2013/03/28
takochangame
0
ドストエフスキーを読むきっかけにしようと思って読みました。いろんな作品からの抜粋なので文脈がわからないので難しかった。気が向いたら読もうかな。2021/12/09
