内容説明
うつ、不安、無気力、パニック障害、対人恐怖症…そんなあなたの「いやな気分」が少しずつほぐれていきます。
目次
第1部 自信がないとはどういうことか(「自信がない」=「自己評価が低い」)
第2部 「自己評価が低い」とは何かを知る(低い自己評価はどのようにして生まれるか;何が低い自己評価を存続させるのか)
第3部 「自己評価が低い」ことを乗り越える(不安な予測を点検する;自己批判と闘う;自分を受け入れる;「生きるためのルール」を変える;「最終結論」を突き崩す;すべてを総合してこれからのプランをつくる)
著者等紹介
フェネル,メラニー[フェネル,メラニー][Fennell,Melanie]
オックスフォード大学精神医学部認知療法学科ディレクター。英国における認知療法の第一人者で、オックスフォード認知療法センターの創設メンバー
曽田和子[ソダカズコ]
翻訳家。神戸市に生まれ、東京で育ち、現在愛知県在住。東京外国語大学英米科卒。南山大学大学院文学研究科英文学修士課程修了
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しらぞう
20
圧倒的な本物。一生ものの一冊になるかも。低い自己評価=「自分には能力・価値がない、他人から受け入れられない」という思い・前提の中で、危険を過大評価して生活すると、自分で考えて行動しているつもりでも、歪んだ低い自己評価が正しいと確信するだけ…。中を走ってもどこにも辿り着かないカラカラの中のねずみのよう。しかし、そのループから脱出する手順が、詳しく具体的に解説してあり、読むだけで終わりにせず実行すれば確実に効果は出る。始めて1か月にもならないが、意識の変化は大きい。ただし疲れる。自分が変化しているからだろう。2019/10/29
なっちゃん
14
自己評価の低い人が陥る負のスパイラルをどう改善したらよいか、を、詳しく書いてある。本のとおり実践するのは、なかなか根気がいると思われる。でも、読んで、自分の感情の癖を気をつけるだけでも、負のスパイラルから抜けやすくなるかも・・。2012/12/19
RingWondeRing
13
1年以上の道のり。気が向く時読んでたまにワークして。忘れてたつもりが生活の中で「ハッ!これ、あの本に書いてあったやつや!」と気づきまた少し読み進め。とにかく無理にポジティブに積極的にならず、えっちらおっちら。年明け、厚口ノートを活用したいがために何となくこの本に出てきた肯定ノートを始めたらピシャッとハマり「今読まなきゃ!」と頭から読んだら用語が頭に馴染んでてつるつる入ってくる!後半徐々に自分に対する否定的な思い込みが解除され始めるんだけど、人間、良くであろうが「変わるのは怖い」という感覚すごく強く感じた。2019/03/08
葉月たまの
10
すごい役に立った! わたしが実践するには大袈裟過ぎるかなと思ったけど、他の人に対する人間理解にも役立つ本だった! よし、わたしもこの本に学んで思い切り自分を高く評価するぞー!2015/08/29
yummy
10
自信を持てないわけではないのですが、わたしの場合は、完璧主義がたたって疲労してしまうことに悩んでいたので、この本を手に取りました。 古い自分のルールを取っ払って、新しい自分のルール作りをすることで、本来の生きやすさや生きる喜びを取り戻そうという療法です。 私なりの快適な毎日をおくれる新ルールを見出したいと思います‼︎2014/12/09