ドガ ダンス デッサン

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  • サイズ A5判/ページ数 185p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480885258
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0070

出版社内容情報

ドガの横顔、エピソード、風景画論、デッサン論、マラルメの祖先の話、死と孤独・・・・・・多彩な三十二の断章によって描かれる〈ドガの肖像〉。

内容説明

20世紀最大の批評家ヴァレリーが、強い精神の力を持って自ら志向するものへと深くきびしくつき進んでいった画家ドガの「肖像」を、デッサンとは何かをはじめとして、多彩な32の断章によって見事に刻み上げた円熟期の傑作。明晰な新訳。

目次

ドガ
ダンスについて
ヴィクトル・マッセ街三十七番地
ドガとフランス大革命
話題いくつか
一九〇五年十月二十二日
見ることと線で描くこと
制作と不信
馬、ダンス、そして写真
地と無定形なものについて〔ほか〕

著者等紹介

清水徹[シミズトオル]
1931年生まれ。東京大学仏文科卒。フランス文学者、文芸批評家。ポール・ヴァレリー、ステファヌ・マラルメなどを専攻、NRF以降の批評・思考の展開、ブランショ、フーコーなどの精密な読解・紹介でも知られる。著書に、『書物について』(読売文学賞、歴程賞受賞)『ヴァレリーの肖像』など、訳書にM.ビュトール『時間割』(クローデル賞)など、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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浦和みかん

2
ドガの肖像でありながら、ヴァレリーの考察も手伝って一つの芸術論として成り立っている。とりわけ見ること、実践することについて。2019/12/10

Haruko

1
MOMAでのデッサン展の折オーディオガイドを借りなかったので類する解説書かと手に取る。が、父親ほど年の離れたドガを敬愛するヴァレリーによる随筆32章から成るドガの肖像。彼のデッサンに強く惹かれるヴァレリーに「デッサンとは、フォルムではなくフォルムの見方である」と答える。そうした画家の言説に触発され文筆家ヴァレリーが考察を深くする。芸術家同志のコラボレーションでもある。読了後改めてデッサンを見ると、ドガの偏狂が透けて見え疲労感に襲われてしまう皮肉なオマージュ。2017/02/10

0
これは良い本!2014/08/07

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