マネの絵画

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  • サイズ A5判/ページ数 250p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480873545
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0010

内容説明

20世紀最大の思想家ミシェル・フーコーは、『黒と色彩』と題するマネに関する著作を準備し、おびただしい量のメモをとり、「マネの絵画」という4回の講演が行われた。19世紀美術史にマネがもたらした絵画表象のテクニックとモードの変革を捉え、マネの13枚の絵にそってスリリングな読解を試みた、伝説的な講演のオリジナル録音完全版の発見をもとに、その講演の記録を収める。さらにそれをめぐって2001年秋に行われたシンポジウム「ミシェル・フーコー、ひとつのまなざし」を併収する。

目次

第1部 マネの絵画(マネの絵画)
第2部 ミシェル・フーコー、ひとつのまなざし(チュニジアのフーコー;マネ、あるいは鑑賞者の戸惑い;表/裏、あるいは運動状態の鑑賞者;「ああ、マネね…」―マネはどのように『フォリー・ベルジェールのバー』を組み立てたか;フーコーのモダニズム;美学における言説形成;美術とおしゃべりな視線;イメージの権利)

著者等紹介

フーコー,ミシェル[フーコー,ミシェル][Foucault,Michel]
1926‐1984年。フランスの哲学者。心理学に関する研究ののち、『古典主義時代における狂気の歴史』を著し、西洋文明における“知”の条件を批判的に検討する「知の考古学」を企てる。1970年代以降、“知”と不可分な権力についての系譜学的研究を行い、晩年は自己と主体性に関する新たな問題系を模索していた

阿部崇[アベタカシ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程を単位取得退学。パリ第十大学で博士号(哲学)取得。地域文化研究・フランス現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

65
1971年チュニスで語られた講演。彼の死後出版された。マネについての著作「黒と色彩」が破棄された現在、この講演のテクストしか残されていない。マネはルネサンス以降タブローが表象するものの内部でキャンバスの物質的な特性と限界を示すことで「オブジェとしての絵画」を創始した画家であり、印象派以降のすべての絵画、現代美術の内部で発展し続けているような絵画である。具体的に計13作品を、キャンバスという空間、照明、鑑賞者の位置の3点について論じている。1882年「フォリー・ベルジェールのバー」でそれが完成するのである。2019/09/14

有沢翔治@文芸同人誌配布中

8
ミシェル・フーコーが印象派のマネについて語っている。遠近法がよく見るとおかしいという論理は、『言葉と物』でベラスケスを論じるときと同じ。あらゆる角度から描いているはずなのに統一されているらしい。恐らくはパノプティコンの影響かもしれない。タブローは『言葉と物』とは違い、一覧表という意味では使っていない。板に書いた絵の意味。フーコーがタブローと言うから、てっきり一覧表だと思った。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51500606.html2018/09/23

かいこ

8
フーコーのマネ論とそれに関する批評集。 フーコーとバタイユとフリードのマネ論の共通点と差異について論じた章がよかった。とても面白い。2018/05/22

伊野

3
印象派の時代におけるマネの作品が持つ特異性についてフーコーが語った記録と、その記録をもとにしたシンポジウムの文章録が載せられている。内容よりもフーコーの系譜学的語り口が印象的だった。マネの絵画はその時代において、まさしくオブジェとなった、その言説。2013/08/31

にぐる

3
マネの絵が好きで、この本を読み始める。フーコーの分析はわかりやすい。結果的にマネの採った手法はそれまでの西洋絵画やり方とは一線を画し、統一された視点・遠近法・光源から絵画を取出し、タブロー自体を鑑賞の対象として成立させたという。日本絵画が西欧絵画の歴史から独立していて、掛軸や襖や屏風自体が鑑賞の対象として成立しているため、日本人としては極め自然に受け入れられる様に感じた。マネ自身の取り組みも西欧絵画の歴史から決別させようという意気込みよりも、ただ自然に美しいタブローを取り出すことを試みただけとも思える。2011/05/29

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