出版社内容情報
原発に頼らず、経済成長を果たすには、エネルギー革命を実現させ、地域分散ネットワーク型社会へ転換するほかない! 未曾有の危機から脱するための希望の書。
内容説明
二一世紀の経済は、その基盤となるエネルギーと食料を基軸にして地域分散ネットワーク型に変わっていくことになる。まず何よりも、自然由来のエネルギーは地域に根ざすので、地域分散型にならざるをえない。それが地域の新たな雇用を作り出す。
目次
第1章 3・11以後へ(失敗の根本的反省なくして再生はありえない;環境エネルギー革命へ)
第2章 世界金融危機とエネルギー転換(巨大なバブル崩壊;マクロ経済政策の限界;供給サイド政策の失敗)
第3章 環境エネルギー革命が起きている(エネルギー転換が始まっている;エネルギー転換のための政策;電力改革に立ちはだかる壁;新しい産業政策と政府の役割)
第4章 大震災からの地域再生(東日本大震災と農林水産業の再生;日本の農林水産業はどこを目指すべきか;地域分散ネットワーク型経済を;財源はどうすべきなのか)
著者等紹介
金子勝[カネコマサル]
1952年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授などを経て、慶應義塾大学経済学部教授。専門は財政学、制度の経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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