二十一世紀の資本主義論

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480863249
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0033

内容説明

来るべき危機とは何か?世紀末をおそった金融危機はこれからもくりかえし起るであろう、だが真の危機はその先に、グローバル市場経済の基軸通貨ドルの危機として出現するであろう―問題の所在を鮮やかに論じる書き下し表題作を柱に、「西鶴の大晦日」「美しきヘレネーの話」「ボッグス氏の犯罪」など卓抜な論考・エッセイを収録。

目次

1 二十一世紀へむけて(二十一世紀の資本主義論―グローバル市場経済の危機;インターネット資本主義と電子貨幣)
2 短いエッセイ(売買と買売;商業には名前がなかった ほか)
3 長いエッセイ(西鶴の大晦日;美しきヘレネーの話 ほか)
4 経済学をめぐって(マクロ経済学とは何か;ケインズとシュムペーター ほか)
5 時代とともに(資本主義「理念」の敗北;歴史の終焉と歴史の現実 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hisashi Tokunaga

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「差異性」をとにかく岩井先生はこの本に限らずしつこく説いていらっしゃる。皆が知っている情報は資本主義社会にとって無価値だという事。投機活動の自由が増大すればするほど市場の不安定さは増大する=規律の中の自由あるいは節度、もしくは理性的な自由の中に安定があるという事だろうか?市場の安定って考えれば一元的に言える概念ではなさそうだ。

ライムとザクロ

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柄にもなく難しい本を読もうとしたが、(笑)な状況になってしまった。2006/09/19

K

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投機、貨幣、差異、市場経済 社会主義は資本主義理念をある種体現しているという点は意外だが的を射てると思った。2018/04/28

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