ブラッドランド〈下〉―ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実

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ブラッドランド〈下〉―ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480861306
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0022

出版社内容情報

この惨劇は、度重なる政治の嘘によって隠蔽された。歴史家の執念が掘りあてた真実とは? 世界26カ国で刊行されベストセラーを記録、歴史認識を覆す衝撃の書。

内容説明

ホロコーストには、ほんの一部の死者しか数えられていない。民間人犠牲者1400万人という事実は、いかにして封印されたのか?戦後も政治に翻弄された人々の不都合な真実―。アーレント賞ほか12以上の賞に輝いた歴史書の金字塔。

目次

第7章 ホロコーストと報復と
第8章 ナチスの死の工場
第9章 抵抗の果てに
第10章 民族浄化
第11章 スターリニストの反ユダヤ主義
結論 人間性

著者等紹介

スナイダー,ティモシー[スナイダー,ティモシー] [Snyder,Timothy]
1969年生まれ。歴史学者。イェール大学教授。専門は近代ナショナリズム史、中東欧史、ホロコースト史。1997年、オックスフォード大学Ph.D

布施由紀子[フセユキコ]
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shintaro

61
筆者は、スターリンとヒトラーの相互作用がこの地帯の流血を拡大させたと見る。英語サブタイトルもEurope between Hitler and Stalinだ。ソ連における大祖国戦争は1941年6月の独ソ戦を指し、それ以前のヒトラーと共同した1939年のポーランドやそれに続くバルト三国への侵攻は封印された。ヒトラーとスターリンは互いのイデオロギーや組織を攻撃、逆用しながら死者を拡大させた。収容所も互いに使い回ししながら。知識階級を失ったポーランド等諸国は、国家を再建するのにどれだけの困難があっただろうか。2016/05/07

ゆかーん

60
ドイツ、ソ連による虐殺の犠牲者は1400万人。そのうちの540万人が、ポーランドのユダヤ人です。数字化することは簡単ですが、犠牲者一人一人の命の数であることを忘れてはいけません。また、病気や飢餓、戦闘による民間人や兵士の数を含めると、数字以上の犠牲者がいるという事実にもショックを受けました。「ポーランド」はソ連とドイツに3度に渡り侵略を余儀なくされてきた犠牲国ですが、その歴史は過小評価され闇に埋もれた状態です。「ユダヤ人」の大量虐殺ばかりに注目せず、ヨーロッパ全体から歴史を見据えることも重要だと感じます。2017/10/06

harass

55
赤軍に攻められるナチは退却を余儀なくされる。解放されたはずのブラッドランドは、またもソ連の圧政が繰り返される。ナチは完敗するが、スターリンの被害妄想的な猜疑心はおさまらなかった。ドイツ系住民の追放や、シオニズム運動に代表される民族主義の高まりに、ソ連上層部は強制移住や収容所送りを命じる。スターリンの死去でこれらはようやく一段落したのだった。これら災厄の地域に重点を置いてまとめたこの本はずいぶんと賞をもらっているようでそれにふさわしい内容だ。考察にいろいろ唸らされたところがあった。新たな古典だ。2016/06/06

GAKU

54
下巻も引き続き、ドイツ、ヒトラーとソ連スターリンが行った大量虐殺の実態が。ホロコーストと言えば、アウシュビッツがいつもフューチャーされている。しかしそのころにはすでにドイツの支配下に置かれたソ連とポーランドのユダヤ人のほとんどが死に絶えていた。ホロコーストによって殺されたソヴィエト・ユダヤ人の総数はおよそ100万人、そのうちアウシュヴィッツで亡くなった人々は全体の1%に満たない。ポーランド、ユダヤ人の場合は、全体でおよそ300万人、そのうちアウシュヴィッツで亡くなった人はわずか7%前後だった。⇒2016/06/04

Panzer Leader

46
下巻に入ってナチスの蛮行後、ソ連の進撃でWWⅡが終了しても血の連鎖は終わらない。決して感情的にならず淡々と描き進めていく著者の信念は一体どこから生まれ出てきたのだろうか。巻末の30頁以上に渡る参考文献のボリュームにも圧倒される。本書にも登場したソ連の従軍記者ワシーリー・グロスマンの生前に発行される事のなかった傑作大河小説「人生と運命」(本書のドラマ化のような内容)の「ナチズムとスターリニズムは互いの鏡像なのだ。二つの体制がともに個人から自由を奪い、人間を根底から否定するものだ」というセリフを思い出す。2016/12/29

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