原発のない世界へ

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480860736
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0053

出版社内容情報

いま最も信頼される、反原発を貫く原子力専門家が、今後の原発の危険性、今後取るべき原発廃絶の道筋、放射能下での暮らし方などを伝える。対談=鎌仲ひとみ。

内容説明

いま最も信頼される原子力専門家が、今後の原発の危険性、今後取るべき原発廃絶への道筋、放射能汚染下での暮らし方を伝える。なぜ原発をやめるべきか?著者の一貫した姿勢が伝わる。

目次

第1章 放射能汚染下の世界で生きる(原発事故後の世界に生きる―対談・鎌仲ひとみ×小出裕章;放射能汚染下で生きるためのQ&A;原子力行政に一言―国会の政治家たちへ ほか)
第2章 これからの原発の危険性(ついに起きてしまった原発大事故;地震列島に立つ原発;コラム・容認できない社会を変えていくには ほか)
第3章 反原発という生き方(コラム・差別というもの;人形峠の放射能汚染とそれに抗した人々;「反原発」は差別に抵抗すること)

著者等紹介

小出裕章[コイデヒロアキ]
1949年東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。1974年東北大学大学院工学研究科修士課程修了。原子核工学。1974年京都大学原子炉実験所助手。現職:京都大学原子炉実験所原子力基礎工学研究部門助教、(兼務)工学研究科都市環境工学専攻助教。研究分野:原子核物理学、原子力学、環境動態解析、原子力安全、放射性物質の環境動態(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

2
社会正義のために研究されている著者が、出世できずにいじめを受けていることも問題に思える。評者も学位問題で嫌がらせを受けた経緯があることもあり、いじめとしての原発という性格も大きいと思える。経済、健康。著者ご自身のチェルノブイリ事故のときに、子どもを授かったと書かれており、人間への信頼があふれている。にもかかわらず、技術や文明に盲信、猛進してしまい、収拾がつかなくなってしまった中での再稼働宣言への賛否。本著を再読して、拙速を避ける必要を感じた。2012/06/10

Akio Kudo

1
★★★★★ 対談集だが、非常に質が高く、原子力に詳しくない人間にもわかりやすい。何が何でも核を作るために、あれだけの事故を起こしても原発を動かしたがる。狂気としか思えない2018/01/27

nagata

0
小出先生の話は、その内容が正しいかを吟味する力が自分にないことはおいておくとしても、現実に起きていることから話を紡いでいくのがわかりやすいし、納得できる。それに対して、原発推進派の輩の話は、所詮目の前の現実を無視した架空の仮定からしかはじまらない。2013/09/18

じゅんじゅん

0
「原発のうそ」と大体同じ内容。 放射能には閾値がない。(症状があらわれる最低値)年間20マイクロベシメルではがん発生率は大人125人に1人。子供31人に1人。 20マイクロシーベルトという値は放射能従事者。緊急時短期間限定の数値。平常は1マイクロシーベルト。2500人に1人の割合でがん発生。 個々人によって許容度は違う。2012/01/31

mixa59

0
ウランを掘るところから、ウラン鉱山に残土がのこりその土地を汚染する。日本でも、岡山県と鳥取県の境にある人形峠が、過去にその汚染にさらされていた事実を初めて知りました。 自分でこういう本などよまないと、原発関係の情報が入ってこないのはなんともいえませんが、原発について知りたい人は是非読んで欲しい一冊。 2012/06/13

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