わがままな脳

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480860552
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0047

内容説明

どうして恋をするのか?記憶が変容したり、きれいさっぱり失われたりするのはなぜか?歳をとると頑固になるワケは?…ヒトの日常的な営みを、現代脳科学の知見に則して解明。身近な(時に卑近な)エピソードから「脳の基本原理」が鮮やかに浮かび上がる、刺激的な(ちょっと笑える)サイエンス・エッセイ。

目次

第1章 ニューロンの本質
第2章 脳とは何か
第3章 認識と意識をめぐって
第4章 思考と自我の源としてのワーキングメモリ
第5章 性格と感情も(当然だが)脳の活動
第6章 記憶にも色々ある
第7章 脳内物質の微妙な流れ
第8章 脳の成長と教育
第9章 脳はいかに進化してきたか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

raizou27

1
 脳科学の基礎的な知識を補ってくれます。教科書的な知識も必要なのを納得。幼児期、「臨界」があり、多くのニューロンが捨てられる。なんとダイナミックな設定なのだろう。著者は、哲学も宗教もその役割を終え、自我や存在の答えは脳の研究を通してもたらされるとのこと。むしろ、哲学の本当の始まりなのでは。第一印象では、脳の研究は、霊長類ヒトの研究に終始しているのでは。脳の可塑性は、驚くべきものがあり、脳の研究でも、たくさんの解釈が可能なのでは。人間の定義をあらためて問う、素晴らしい時代となりました。2017/05/20

みうらふみか

1
ホンマでっか!?TVに出演されている澤口先生が好きで、読んでみた脳科学のエッセイ。文章に現れるユーモアがテレビで見る澤口先生のソレだなあ、と感じながら読む。内容はとても興味深い。人の存在に興味があれば、脳科学に関心が向くのも自然の成り行きかなと思いますよね。 右脳と左脳で異性の好みが違ったりするらしいですよ。面白いですね。わたしも右脳ではあの人のああいうところ、左脳ではそのひとのそういうところ、に惹かれてたりするのかな。2016/02/03

वाराणसी

0
科学用語に完全にはついていけなかったのが前提で感想を書くと、まず思ったのは、あらゆる疾患&病気は、全て脳の信号から始まっているのではないか?と言う疑問、と言うか自分の中では勝手に結論付けてしまった。(それが事実かどうかは著者は言及していない。)脳が人間にとって大事なものということは子供の頃から一般常識として認識はしていたけど、論理的な説明を読んで、理解という形でわかった気がする。 とりあえず、久々に算盤を触ってみようと思って買ってみた。2017/08/25

hideoku

0
脳や記憶といった脳科学に関する様々なことが勉強できた。難しいところもあるけれど、全体的に理解しやすいように書かれていると思う。2010/11/12

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