漢字がつくった東アジア

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480857866
  • NDC分類 821.2
  • Cコード C0020

出版社内容情報

始皇帝の文字統一により漢字文明圏が成立し、中国に呼応する形で日本、朝鮮、越南の文化が形成された…。鬼才の書家が描く、文字からみた精神の運動史2200年。

内容説明

始皇帝が文字を統一したとき、漢字が東アジアの歴史を照らし始め、漢字文明圏が決定づけられる。やがて大陸(中国)の変動に呼応する形で、平仮名(日本)、ハングル(朝鮮)、チューノム(越南)が生まれ、それぞれの文化の枠組みが形成されてゆく。その延長上に現代を位置づけなおすとき、二十一世紀が目指すべき方向が見えてくる…。鬼才の書家が巨視的な観点から歴史をとらえなおし、国民国家を所与とする世界観を超え、読者を精神の高みへと導く知的興奮に満ちた一冊。

目次

序章 漢字文明圏とは何か
第1章 文字と国家の誕生―中国史1
第2章 分節時代から再統一へ―中国史2
第3章 深化から解放へ―中国史3
第4章 立ち上がる朝鮮半島―朝鮮史1
第5章 ハングルと朝鮮文化―朝鮮史2
第6章 漢字文明圏の北限―渤海・大陸東北史
第7章 漢字文明圏の南限―越南史
第8章 琉球から沖縄へ―琉球史1
第9章 ヤポネシアの空間―琉球史2
第10章 無文字社会から問う―アイヌ史

著者等紹介

石川九楊[イシカワキュウヨウ]
1945年、福井県今立町に生まれ、武生市に育つ(いずれも現越前市)。京都大学法学部卒業。書家、思想家。主な著書に、『書の終焉』(同朋舎出版、サントリー学芸賞)、『日本書史』(名古屋大学出版会、毎日出版文化賞)など多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(ま)

1
篆書・隷書が東アジアを形作り、漢語からいかに離脱するかで民族が派生していった2019/04/04

Teo

0
北朝鮮を「共和国」と呼ぶ様な頭が朝鮮総連な人が書いた本。中身も悲惨。2008/07/26

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