内容説明
前著『現代経済学』(1978年日経経済図書文化賞受賞)以後10年間の理論研究の成果。経済学の方法、利潤率とは何か、景気循環、諸学説の検討の4つの問題につき論じ、展開する。
目次
第1章 方法(経済学における「次元」の問題;経済分析における連続・離散的時間)
第2章 利潤率の概念(利潤率と資本維持;利潤率と資本増殖率)
第3章 景気循環(上方転換の一契機;スタグフレーションの発生メカニズム)
第4章 ケインズ理論(ケインズ『一般理論』第10章への註解;実質賃金率の決定;新投資決定のパラドックス)
第5章 ハロッド理論(ハロッドの動学再考;保証成長率の概念)
第6章 マネタリズムの理論(マネタリズムの理論構造;マネタリストのブラックボツクス)