感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜井晴也
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「それは、『見えざる手』が純粋に働いた時に達成させる状態を経済の『真実』の姿として規定し、われわれが日々経験している現実の経済の動きをそれの『不完全』なる現れとみなすものである。これによれば、あらゆる経済現象は、その真実の姿たる均衡状態からの乖離の度合い、すなわちその不完全さの程度に応じて位相づけられることになり、『見えざる手』の働きを束縛する社会制度等の『経済外的』要因は、まさしくその不完全さの程度を決定する『負』の作用素としての役割しか与えられていない。」2013/06/30
v&b
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表題の書き下ろし評論が白眉。中盤から飛ばし読み、斜め読み。いかんせん読みたい本が沢山あるので。しかし、「十冊の本」はブックガイドとして重宝しそう。2011/03/18
羊男
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★★★★1985/06/01