国土論

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  • サイズ A5判/ページ数 571p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480847133
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

国土という〈場〉の、天皇と資本主義の世紀百年の歴史を、〈故郷〉の生成、敗戦の焦土、高度成長、三島の自決、バブルの首都などの出来事に光をあてて鮮烈に描き出す。

内容説明

フーコーやベンヤミン、柳田国男の視点をふまえて、社会学に新しい位相を呈示しつつ現代における「社会記述」の可能性を探ってきた著者が、日本という同一性を支える場である「国土」の運命を、壮大な構図の中に描き出した記念碑的労作。

目次

第1部 天皇の国土(大逆と殉情;「故郷」の記憶;焦土)
第2部 成長の斜面(生の哲学;成長と神話;憂国)
第3部 零の修辞学(天皇の死;資本の波形;ニュータウンの光景)
第4部 廃墟(海の死と記号の国土;異神と少年;都市と「私」のカタストロフィ)

著者等紹介

内田隆三[ウチダリュウゾウ]
1949年、大阪に生まれる。専攻は社会理論、現代社会論、マスコミ論。東京大学大学院総合文化研究科教授
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