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アフター・セオリー―ポスト・モダニズムを超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 279,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480842664
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

名著『文学とは何か』で文学理論の礎えを築いたイーグルトンによる仮借なき現代理論批判。9・11を契機に、イラク戦争が象徴する政治・経済・情報世界の大変化の潮流のなか無効性を露呈したポスト・モダニズムに痛撃をくわえ、前著よりはるかに遠い射程で“理論の死”以後の世界を生きる理論を展望する。

目次

第1章 記憶喪失の政治学
第2章 理論の勃興と没落
第3章 ポスト・モダニズムへの道
第4章 文化理論の得失
第5章 真理、美徳、そして客観性
第6章 道徳性
第7章 革命、基礎、原理主義者
第8章 死、悪、そして非実在

著者等紹介

イーグルトン,テリー[イーグルトン,テリー][Eagleton,Terry]
1943年イギリス生まれ。マンチェスター大学教授。本業の文学批評のほか、小説、戯曲にまで多彩な才能を発揮し、多くの読者を獲得する

小林章夫[コバヤシアキオ]
1949年生まれ。上智大学文学部教授。英文学専攻。専門分野にとどまらず広く英国文化全般に才筆をふるう
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あなた

7
そうなんだよね、デリダもバルトもラカンもアルチュセールもずっとずっとむかしの話なのだ。マドンナも松本人志もギルロイもエイリアンもジジェクもアガンベンもランシエールもハリウッドもシンプソンズも遠近法を無視したひっちゃかめっちゃかの地平にいい意味でも悪い意味でもわれわれはいるのだ。でもここまであからさまに言われるとつらいもんがある。だがしかしギルロイいわく「どこからきたかじゃねえんだよ、どこにいくかなんだ」 2010/07/15

tyfk

5
翻訳が上品すぎるのか、後半での「ある意味では恥ずかしげもない愚直なまでの議論」は、どうにか我慢してつきあったけど、あまりおもしろくなかった。2024/04/26

SQT

5
面白かった。5章、倫理的なものと政治的なものは近い。というのは、それぞれが満ち足りた生活を送るためには物質的条件が欠かせないからだ。しかし、誰が「満ち足りている」かどうか決めるのか。他人を鏡にして客観性を得て、その下で決めよう。8章、原理主義者は確固としたものを求めている。だから、彼らは例えば西洋はものに溢れていると思って破壊するのであって、彼らがテクストに拘るのは曖昧なものを敢えて消そうとするためなのだ。でも、言語は逃げ去ってしまうものなので…2017/03/04

ひろゆき

4
自由自在で、饒舌。冒頭から現代思想家を滅多切り。ユーモア、それがとても苛烈。もの食いながら読んでると噴き出すのは必定。とても痛快だが、批判されている人々のうち輪郭さえ知らない人も多いので、完璧の理解は私には難しい。ニーチェにも触れているが、イーグルトンが極めて正統マルクス主義ニーチェとして、荒野で雄叫び続ける感じ。丸暗記したいような言葉頻出。最近この人の著作の日本での出版の多さにホントたまげる。 2017/07/30

takao

3
ふむ2024/01/22

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