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出版社内容情報
人間にとって動物とは何者なのか。それを問うことは、人類の来し方を振り返り、肉食への態度を語るのに等しい。動物との共生をひらく書き下ろし評論。
内容説明
人間にとって動物とは何者なのか。なぜ私たちは意図的に動物を殺すのか。それを問うことは、人類の来し方を振り返り、肉食への態度を語るのに等しい。ホモ・サピエンスの誕生以来二〇万年続いた「狩猟」。一万年前からの「家畜」。そして二〇世紀後半の「畜産革命」によって、まさしく「いのち」が産業化され、生権力の対象となった。大阪・釜ヶ崎という極限状況で人間の生と死を洞察してきた著者が、動物たちの生と死に真っすぐに向き合い、人間と動物との共闘の道をしめす書き下ろし評論。
目次
震災と動物たち(1)
前篇(「家族ペット」の時代;「生体商品」としてのペット;動物虐待―暴力の連鎖;屠畜と肉食の歴史;畜産革命―工業畜産と動物工場 ほか)
間奏
後篇(反「国家・資本・家族」の動物;動物と人間の共闘;動物の精神分析;日本現代文学と猫;戦争と動物たち ほか)
「野生生物の天国」チェルノブイリ
著者等紹介
生田武志[イクタタケシ]
1964年生まれ。同志社大学在学中から釜ヶ崎に通い、現在までさまざまな日雇い労働運動・野宿者支援活動に携わる。「つぎ合わせの器は、ナイフで切られた果物となりえるか?」で群像新人文学賞・評論部門優秀賞(2000年6月)を受賞。現在、野宿者ネットワーク、反貧困ネットワーク大阪実行委員会などに参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
松本直哉
まると
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ykshzk(虎猫図案房)