内容説明
名前を公表し、顔をだして、らい予防法によって奪われた人生を凛として語る人々。長い間人権を侵害し続けてきた国と闘うことで人間回復していった軌跡。
目次
第1部 らい予防法とハンセン病国賠裁判(ハンセン病問題を理解するための六つのポイント;贖罪としての裁判―徳田靖之・弁護団代表に聞く)
第2部 聞き書き―いま言わなければ(療養所に暮らして;社会で生きるということ;ハンセン病国賠裁判を闘う;将来へ向かって)
著者等紹介
村上絢子[ムラカミアヤコ]
1944年、東京生まれ。66年、お茶の水女子大学国文科卒業。96年からボランティアとして、ハンセン病問題にかかわる。世界のハンセン病患者・回復者を支援するNGOのIDEA(共生・尊厳・経済自立のための国際ネットワーク)会員
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