神田神保町書肆街考―世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで

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神田神保町書肆街考―世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで

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  • サイズ A5判/ページ数 568p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784480815323
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

世界でも類例のない古書店街・神田神保町。その誕生から現在までの栄枯盛衰を、地理と歴史を縦横無尽に遊歩して鮮やかに描き出す。

鹿島 茂[カシマ シゲル]

内容説明

稀代の古書店街として世界に名をとどろかす「神田神保町」はいかにして出来上がったか。そこに蝟集した書店、出版社、取次、大学、語学学校、専門学校、予備校、映画館etc.さまざまな記憶と記録を縦横無尽に召喚し、日本近代を育んだ“特異点”の全貌を描き出す!

目次

1(神保町という地名;蕃書調所の設立;東京大学の誕生;『当世書生気質』に描かれた神保町)
2(明治十年前後の古書店;明治二十年代の神保町)
3(神田の私立大学;漱石と神田;神田の予備校・専門学校)
4(神田神保町というトポス;中華街としての神田神保町;フレンチ・クォーター;お茶ノ水のニコライ堂)
5(古書肆街の形成;神田と映画館;神保町の地霊)
6(戦後の神田神保町;昭和四十~五十年代というターニングポイント)

著者等紹介

鹿島茂[カシマシゲル]
仏文学者。明治大学教授。専門は19世紀フランス文学。1949年、横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在明治大学国際日本学部教授。『職業別パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

113
鹿島先生の本(しかも古本)を読む量は並大抵のものではないと思っています。その成果が今までに出版された本や実際この本に凝縮されていると思われます。私も数年前までは神保町に月一度は出没していたのですが、最近はとんとご無沙汰です。最近の神保町は昔と違ってしまっていてこの本を読んでいると学生時代の頃からの思い出が甦ってきます。2017/05/23

まーくん

104
これはなかなか大変な本でした。厚さも勿論ですが、内容がもっと大変。神田神保町の書店街としての街案内と思って読み始めたら、どっこい、幕末の蕃所調所開設から解き起こし、これが開成所となり、神田お玉が池の種痘所→西洋医学所と共に明治政府に移管され、やがて東京大学になるなど日本の学校創設事情から説き始める。しばしば脱線?するが、その内容がまた微に入り細に入り詳しく面白い。いかにして神保町に古書店が集積してきたか、古書店の業態がいかに変わって来たか歴史を語る。帝大を卒業し一誠堂の丁稚から叩き上げ、古書業界改革に⇒2023/03/14

しんすけ

24
神田神保町の創世記とでもいえる本である。 『古書店地図帖』のようなものを期待していたが、まったく異なる内容だった。だが面白い。 A5版で550頁。寝転んで読んでると手が痺れてくるのは、少し叶わない。 さらに別の意味で読むのに時間がかかる本である。 著者は歴史探偵を自称していて、本の話だけでなく神保町の成り立ちから解き明かしている。これがなかなか面白く、高橋是清や、逍遥の『書生気質』の話などが登場すると、暫し書を閉じて検索作業に走らされる。中には二日かけた作業まであった。 2022/10/14

春ドーナツ

14
私の世代なのか個人的要因なのか古書店の敷居は今も高い。鹿島さんの言及がないので調べる。2008年、神田佐久間町1-6-4にBOOKOFF秋葉原駅前店が開業している。最終回で古書店街に「学者が去り、オタクが来た」と書いてあったが、神保町に出店しなかったブックオフをトポスとして考えてみた場合、オタクも去って秋葉原に蝟集しているのか二極化構造になったのか、更なる研究が待たれる。本の街における電子書籍の影響も気になる。漫画や雑誌をスマホで見る人が統計的にどれだけいるのかわからないけれど。かように考えさせられる本。2022/12/30

Masakazu Fujino

9
1972年秋、九州の高校生だった私は夜行列車と新幹線とバスを乗継ぎ、修学旅行で初めて東京を訪れた。宿舎は御茶ノ水にあった日本学生会館。自由行動時間に向かったのが初めての神保町だった。大学に入って上京してからは、史学科の学生として歴史書を漁り、教員になってからは、毎週のように訪れ、今では毎日通勤する町である。そんな私にとってこの本は、文句なしに面白いあの店この店の由来やら世界に稀な古書店街成立と発展の経緯や、大学時代よく本屋ですれ違ってた植草甚一さんのことや…読み終わるのが惜しいと心から思った。2017/06/06

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