太陽がもったいない

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480815217
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

震災を経て、結婚をして、ベランダに引きこもり、生と死を見つめた日々を、イラストと共につづる。『指先からソーダ』の著者による、初の園芸エッセイ。

目次

ラプンツェルのように
ベランダの可能性を引き出す
去年に起きた、愛情の暴走
時間を超える種
コンパニオンプランツとは
芽が出る喜び
薔薇
残酷な間引き
食料にする
旅欲が私を突き動かす
緑のカーテン
ゴミから伸びるもの
奇形を愛でる
台風の日に生まれた
「借景」について
キノコの季節
冬の生活
さようなら、私のベランダ

著者等紹介

山崎ナオコーラ[ヤマザキナオコーラ]
1978年生まれ。國學院大學文学部日本文学科卒業。会社員をしながら書いた「人のセックスを笑うな」が第41回文藝賞受賞作となり、以降、作家として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なゆ

57
ズバッとしたタイトルセンスがいいナオコーラさん。ベランダガーデニングを中心としたエッセイだけど、読んでみたくなるではないか。苗からではなく種から発芽させたいというこだわりで、種にまつわる話はとても面白かった。植物の生き延び方はすごい。ナオコーラさん同様、辛い時期は種になるか、あるいは眠っている状態になるかして、なんとかしのぎたいと思う。アボガドの種からの栽培はやってみたい。ディルも植えたい。あとがきでは、いろいろと大変なことが続いて、今はガーデニングはお休みとのこと。自分を飾らない正直な文章に、好感度UP2014/08/05

ヒデミン@もも

55
この作家の作品、もっと読んでると思ったが読んでなかったみたい。ガーデニングが好きな人が読んだらもっと共感できるんだろう。装丁もタイトルも好み。ただこのエッセイを連載中に山崎さん、プライベートでいろいろとあったんだね。人生には本当に辛いことたくさんあるかも。自分の努力ではどうしょうもないことも。でもまた新芽がでることがきっとある。だから水分と栄養を十分にとって辛いときは休んで目が出るのを待とう。2014/08/04

美登利

54
読み始めてエッセイと気が付きました。前にもエッセイも小説も読んだことあります。ナオコーラさんの文章は好き。淡々としていて素直で。作品はたくさん出されているようですけど、作家さんと言うのはやはり不安定な収入なのですね。よほどの人気作家にならないと暮らしは大変なのでしょうか。しみじみと伝わってきました。しかし容姿についてのバッシングは酷いですね。この本はベランダで園芸をしている楽しさに溢れていて、失敗したり上手くいったり、浮き沈みが激しいけれど、自然を受け入れるという気持ちがとても良いと思いました。2014/10/12

AKIKO-WILL

48
小説よりエッセイ読む方が好きで、山崎ナオコーラさんのエッセイを読んでみたら園芸のコトを中心に書かれていて、園芸に疎い自分でもちょっとやってみたいな。と感じました。独身からいつの間にか結婚して夫との二人暮らしと順風満帆かな?と思ったらこのエッセイを書いた中で時は流れて色々あったんだ。と最後はしんみりしちゃいました。岡田准一くんと園芸の話をした著者が羨ましい。間引きが難しいと話す岡田准一くんってやっぱり優しい人ですね!2015/05/06

らむり

45
ガーデニングの話がメインのエッセイですが、それより、ナオコーラさんの考え方とか色んな裏話が良かった。2014/08/14

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