昭和前期の青春―山田風太郎エッセイ集成

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480814920
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

リアルタイムでの戦争と振り返っての戦争に山田は何を感じたのか。「『戦中派不戦日記』から三十五年」「ドキュメント・1945年5月」など戦争観と生い立ちの記を収録。

内容説明

大破滅に向かって進行する昭和前期は、国家や歴史の恐ろしさをまざまざと見せつける時代だった。戦時下で青春時代をすごした著者はこの戦争をどう見るのか。「『戦中派不戦日記』から三十五年」「ドキュメント・1945年5月」「僕の危機一髪物語」など単行本初収録エッセイの逸品。

目次

1 私はこうして生まれた(中学生と映画;雨の国;故里と酒 ほか)
2 太平洋戦争私観(太平洋戦争、気ままな“軍談”;愚行の追試;気の遠くなる日本人の一流意識 ほか)
3 ドキュメント(ドキュメント・一九四五年五月;山田風太郎略年譜)

著者等紹介

山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922(大正11)年1月、兵庫県養父郡関宮の医家に生れる。36年中学に入学、49年、「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第二回探偵作家クラブ賞を受賞。50年、東京医科大学を卒業するが、医師の道を進まず、作家として身を立てる決心をする。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』を初めとする、風太郎忍法を生み出し、忍法ブームをまきおこす。さらに73年より『警視庁草紙』『幻燈辻馬車』『明治波涛歌』など、独自の手法による“明治もの”を発表、ファンをうならせる。2001年、7月28日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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