本の本―書評集1994‐2007

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  • サイズ B6判/ページ数 730,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480814876
  • NDC分類 019
  • Cコード C0000

出版社内容情報

本領発揮!こんなふうに読んでみたい!
94年に「妊娠小説」でデビューしてから今日まで数限りなく書評を書いてきた著者の、13年間の総決算。評した本は700冊、作家は600人。時代と社会が見えてくる。

内容説明

『妊娠小説』でデビューしてから今日まで、膨大な本の山と格闘し書き続けられた書評を集大成。ここまで読めたら、すごい。ここまで言えたら、面白い。読書の醍醐味を、あらためて思い知らされる渾身の一冊。

目次

小説と随筆の本(少年少女の日々;青春と恋愛と;オンナの生き方;オトコたるもの;家族の姿;彼女の闘い ほか)
文芸評論と日本語の本
本のある生活
社会評論と歴史の本
文化と趣味の本

著者等紹介

斎藤美奈子[サイトウミナコ]
1956年新潟生まれ。児童書等の編集者を経て94年『妊娠小説』(ちくま文庫)でデビュー。以後、雑誌新聞で文芸評論家として活躍。2002年『文章読本さん江』(ちくま文庫)で第一回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

65
書評は「予習」より「復習」のために読んだほうがおもしろい。うん、オレもそう思う。2016/11/10

マッピー

13
半年ほどかけて、毎日お風呂で少しずつ読みました。出版されてすぐに買ったのに放置していた、ずっしりと重たい単行本を持ってお風呂で読むのは、結構大変でした。”教養ってのは死んだ知識の量ではなく、自分との「地つづき感」をどのくらい感じられるか、にかかっている。”教養を身につけるために本を読んでいるわけではないけれど、点だった知識が読書によって線になり、自分と繋がった時の「うほっ」とするような快感。読書の醍醐味。”書評は「予習」より「復習」のために読んだほうが面白い。”全くもってその通り!2020/10/19

アカツキ

10
1994年から2007年までの書評集。秋の読書標語とその年に売れた本の皮肉に笑う。印象に強く残ったのはイラク戦争の従軍記のボツと採用書評。なかなか読み比べできるものじゃないから面白かった。私はボツバージョンの方が好きだけど、書き直すことになったのもわかる。読みたい本のリストがかなり膨らんで大満足。2021/10/20

燃えつきた棒

7
分厚い本とはいえ、思いもかけず時間がかかってしまったのは、文学青年崩れの僕にはあまり食指が動かない自然科学系やジェンダー関連本などが多かったせいか。とはいえ「六十年代生まれの作家十人」などは、安部、大江、高橋和巳以外は素通りして来てしまった日本文学の作家達への良い水先案内になった。お陰さまで収集の幅を拡げることが出来ました。2014/05/06

ひこうきぐも

6
面白かったが本当に厚かった。GWと次の土日にひたすら読みまくり家族からバッシングされました。やはり作者の書評文は面白い。後半は問題意識に気付かされた。内容は昔だが今読んでも感じることが多い。2013/05/15

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