美の死―ぼくの感傷的読書

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480814340
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「解説はしない、筋も書かない、私は書評でその人に熱心に話しかけるだけだ。」年季の入った本読みの心を捉えた名文句や、その作家への思いを切々と訴える。

目次

名文句を読む(女の“片腕”との対話―川端康成「片腕」;桜色の濃い物語―川上弘美「春立つ」 ほか)
気になる本(滅びの歌―江藤淳「南洲残影」;風呂桶の底―宇江佐真理「銀の雨―堪忍旦那 為後勘八郎」 ほか)
美の死―三島由紀夫
「言ふなかれ、君よ別れを」―江藤淳
静かに走る人―山川方夫
生勃えの戯れ唄―吉行淳之介
風の童話―小川未明
光あふれる文学―川上弘美
ひとすじの流れ―幸田文
橋―保田与重郎〔ほか〕

著者等紹介

久世光彦[クゼテルヒコ]
1935年東京生まれ。東京大学文学部美学科卒業後東京放送を経て、映像制作会社を設立、ドラマの演出を主に手掛ける。92年「女正月」他の演出により芸術選奨文部大臣賞を受賞。93年『蝶とヒットラー』でBunkamuraドゥ・マゴ文学賞、94年『一九三四年冬―乱歩』で山本周五郎賞、97年『聖なる春』で芸術選奨文学部門文部大臣賞、98年紫綬褒章を受章
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

お萩

5
「感傷の沼に引き込まれたいと願うことこそ、生きている証だとさえ思いたい。」だから私、久世さんが嫌いで好きです。2016/07/18

お萩

1
久世光彦も吉行淳之介も好きな私としては、同族嫌悪じゃない?と思ったり。読んでてちょっと恥ずかしくなるんだけど、その感じが好きな2人(笑) 読みたい本も増えてお得感満載。好きな作家が書いたものならなおさら。2014/08/16

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