カラスも猫も

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カラスも猫も

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480813756
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

著者等紹介

武田花[タケダハナ]
1951年東京に生まれる。写真家。1990年、木村伊兵衛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pino

145
私は小さい頃、暖簾がでこに当たるときのサワサワした感触が好きだったが、それに似た心地よさ。ちょっとした疾走感を伴ったエッセイと写真集。尋常じゃない出来事をあっけらかんと書いてたりする。うう?と読み返してみてびっくり。車が燃えた?転がる男女?勿論、ご自身も平常心ではないのだろうけど(私も玉暖簾に直撃された気分)花さんの写真は生きている途中のものだと思う。収められた途端に犬猫は獣臭く、マネキンは白い胸を張り、草はらは燃え始める。花は工場は、どのように朽ちたのだろう。アベックという言葉も似合ってる。感性が好き。2015/07/08

あ げ こ

10
長閑だ。それも色々な人がいる事や、色々なものがある事が当然である長閑さ。彼等の不思議さにその都度引っかかる必要のない、長閑な景色。怖い人。静かな人。賑やかな人。畑。山。海。廃屋。廃棄物。汚物。工場。公園。お店。人家。犬。猫。鳥。モグラ。色々いる。彼等が何故あるのか、何故そうしているのか。不可解だと訝しむ事もなく。良し悪しを語る事もなく。ただ好きか嫌いか、快いか否かだけが何となくわかる。心地よい武田花のエッセイ。太った風景だね、に自分も納得。何だかふくよか、と言うか、ふくふく、と言う感じがする。言葉もまた。2017/02/06

ココリコ

1
彼女の感性と写真とそして、行動が一致していて、ここちよい。 無理せずにがんばってほしいな。2013/02/10

冬薔薇

0
写真とエッセイ集。海と廃屋、工場、うち捨てられた者たち、猫と犬、モノクロでうら淋しい雰囲気。エッセイは反対に面白い人間的な人たちの描写に温かみがある。2016/09/18

るーるるる

0
寂れた風景の写真と緩やかな文章。結構好み。。20年近く前に出版された本。今は、どんな写真を撮っているのだろ。2013/06/24

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