ミシェル・フーコー思考集成〈4〉規範・社会―1971‐1973

ミシェル・フーコー思考集成〈4〉規範・社会―1971‐1973

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  • サイズ A5判/ページ数 499p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480790248
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

内容説明

ラディカルな問いかけ疾走しつづける思考。哲学者ミシェル・フーコーは行動する。「監獄情報グループ」の活動をめぐる政治的発言をたて軸として、ドゥルーズとの歴史的対話「知識人と権力」、「デリダへの回答」、「ニーチェ、系譜学、歴史」など、密度の高いテクストが紡がれる。

目次

ニーチェ、系譜学、歴史(伊藤晃訳)
ミシェル・フーコーとの対談(慎改康之訳)
GIP(監獄情報グループ)の宣言書(大西雅一郎訳)
監獄について(大西雅一郎訳)
監獄についての調査、沈黙の鉄格子を打ち破ろう(大西雅一郎訳)
ミシェル・フーコーとの対話(大西雅一郎訳)
監獄は到る所にある(大西雅一郎訳)
序文(大西雅一郎訳)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

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評者が生まれた頃のフーコーに関する邦訳論稿。男性受刑者は、面会に来た妻に胸をはだけてもらって自慰をする(p.73)とは、人間の本質を教えている描写であろう。金銭の欠乏もまた、悲しい監獄の実態である。フーコーは、「資本主義社会は収監型の社会である」(p.274)と指摘し、これは仕組みとして人々が否応なくシステムに組み込まれているわけで、ここから出たければ、社会主義とか他の体制にこれまた、組み込まれるしかない。仕組みの中では、当事者は主権を主張してもなかなか発揮できず、つぶされてしまうだろう。2012/06/07

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