感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パオー
4
半分くらいは流し読み。プルーストが記憶を、ジョイスが文体を、ムージルやトーマス•マンがその時代の思想を、ピンチョンがその時代を「書き尽くそう」とした、いわゆる「百科全書的」小説。カルヴィーノ曰く、そのよう小説群の始祖がこの「プヴァールとペキュシェ」だそうです。運命的に出会った二人のおっさんが田舎に引きこもってあらゆる学問を極めようとするんだけど、上手くいきそうでいかないドタバタコメディ。所々笑えて勉強にもなるところはすごい。未完に終わったこの小説を書くために、著者自身が1500冊以上の本を読んだのだとか。2012/06/23
うずまき
0
やだもう…なんで未完なの勿体ない……どうしようもないとはいえ、なんでー!って言いたくなるよナァ(涙)2009/01/30