内容説明
歴史とは何か。ハーメルンの笛吹き男との出会いをひとつの手がかりに歴史の宇宙を解明し、新しい歴史学を築いた著者の学問の根底には、上原ゼミで学んだ「解るとはどういうことか」という問いがあった。
目次
1 自分のなかに歴史をよむ(私にとってのヨーロッパ;はじめてふれた西欧文化;未来への旅と過去への旅 ほか)
2 北の街にて(北の街へ;小樽の四季;ヨーロッパ中世遠望 ほか)
3 (社会史とはどういう学問か;ドイツにおける「地域」について;西洋中世の下層民について ほか)
4 (大学における学問研究とは何か;自分自身の問題と学問との接点;若かりし頃、心のふるさと ほか)