柳田国男全集〈24〉単行本未収録作品・論考―明治44年‐大正4年

  • ポイントキャンペーン

柳田国男全集〈24〉単行本未収録作品・論考―明治44年‐大正4年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 699p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784480750846
  • NDC分類 380.8
  • Cコード C0339

内容説明

碩学の思考を跡づける画期的全集。雑誌『郷土研究』第1巻第1号~第3巻第9号の記事を中心に、「生石伝説」(『太陽』)から「神秘の大嘗祭」(『日本勧業銀行月報』)まで、単行本未収録の文章を網羅する。

目次

生石伝説
木地屋物語
踊の今と昔
子安の石像
「イタカ」及び「サンカ」
越前万歳のこと
二たび越前万歳に就きて
掛神の信仰に就て
地方見聞集
塚と森の話〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

4
「巫女考」など『郷土研究』時代の重要な論考を収録。初期の柳田には、征服者たる大和民族の眼から見て、他者である先住民や帰化民など異民族の影を追い求めるロマン主義がある。文明国日本に残る「未開」「野蛮」への異国趣味的な憧れがあるのだが、それが帝国主義へ邁進する時代の常識となりつつもあった。ただし、北方だけでなく南方からの「マレー系」の流入も既に視野に入っている。他方で、被差別民への関心は別の方向へも向く。被差別民は漂泊民の末裔であるとしつつも、異民族視を戒めている。大和民族の「自省の学問」となる以前の民俗学。2018/12/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1391386
  • ご注意事項