内容説明
皮膚と心、走れメロス、東京八景など24篇、すべて初出誌・紙を底本とした初めての全集。作品の配列は作者の執筆脱稿年月日順。全巻に詳細な作品生成過程を述べた解題と綿密な校異を収載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
myunclek
12
馬鹿馬鹿しい話を真面目に語る太宰治を想像すると、思わず笑える。生きることに悶々とする姿より、無責任に人の残した文章を脚色する太宰治の方が好感度高いのは俺だけだろか?2015/03/16
Tonex
1
一番面白かったのは「畜犬談」。「皮膚と心」は気持ち悪い。「駆込み訴へ」は思ったより深いものがある。「走れメロス」は太宰治の代表作扱いされているが太宰治らしくない。2013/08/15
あとーす
0
女の決闘はあまり好きではない。好きなのは、畜犬談、デカダン抗議、乞食学生。2014/12/10