内容説明
早すぎる晩年の、盛岡と長崎への旅にかける自らの想いを綴った二つの紀行を含む内面の手記、評論・エッセイ・編集後記など幅広い散文からなる随想、短歌や詩や夢日記などを記した創作ノート、および昭和二年と五年の日記を収める。
目次
手記(火山灰まで;火山灰 ほか)
随想1(奈良より法隆寺見学―六月五日;ノートブック ほか)
随想2(即興;一年を顧みて ほか)
創作ノート(自選 葛飾集―祥彦第一歌集;自選 両国閑吟集―祥彦第二集 ほか)
日記(一九二七年 ライオン当用日記;一九三〇年 その日その日日記)