小田実評論撰〈3〉80年代―「われ=われ」の哲学など

小田実評論撰〈3〉80年代―「われ=われ」の哲学など

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 595p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480704436
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0395

内容説明

「ベルリンの壁」の崩壊、ソビエト連邦の消滅、民族対立の激化…80年代もまた、新たな問題・矛盾が噴出した。今も続く歴史の転換の中で、「市民」の原理にたって考え、実践するための基本的“文”集。

目次

1 「市民」の原理と実践
2 歴史の転換の中で
3 「市民」の「現場」で考える
4 基底にあるもの
5 文学

著者等紹介

小田実[オダマコト]
1932年、大阪生まれ。少年時代より小説を書き始める(1950年、高校2年の時に『明後日の手記』、翌1951年出版)。東京大学文学部言語学科卒業。東京大学大学院西洋古典学科在学中にフルブライト奨学金でハーバード大学へ留学。留学後、世界各地を回って綴ったエッセイ『何でも見てやろう』(1961年)が大ベストセラーになる。翌62年『アメリカ』を出版。アメリカ文明に対するその鋭い批評精神が、60年代後半のベトナム戦争反対市民運動グループ「べ平連」での(中心人物の一人としての)活躍へと結実する。文学的方法としては、近代日本に固有の私小説的伝統を排し、戦後文学を特徴づける「全体小説」を標榜。その文学論をもとに、日本の各大学、ベルリン自由大学、ニューヨーク州立大学、メルボルン大学など世界各地の大学で教壇に立つ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。