杉浦日向子全集 〈第1巻〉 二つ枕

杉浦日向子全集 〈第1巻〉 二つ枕

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  • サイズ A5判/ページ数 379p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480701817
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0379

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

72
読んでると江戸にタイムスリップ。吉原話。 もはや故人となられましたが、デビュー当時、浮世絵マンガ、て随分ビックリ。 文字も全部筆のもあるんですね2022/10/18

mm

29
杉浦日向子全集全8巻の1巻目。吉原風俗はかなり研究しているんだろうから、小物の一つも、インテリアもリアリティーあるんだろうなと、じっくり眺めていました。でも、吉原の生活状況は不潔で過密でひどいという事も聞いているので、どれを読んでもなんか辛い。生存の前提が辛いのに、そこで見る恋の幻影は余計に辛い。江戸の風景の背景のように富士山が見える風景描写も、多分かなり正確なんだろうな。東京は江戸に比べて何倍に膨張したんだろうね。2018/03/23

あすか

18
粋な色事系の短編集。江戸好きにはたまらない。2022/06/15

tama

10
図書館本 書架で偶然 図書館に漫画を置くのは反対(特に今流行の。自分で買え!)で置くなら、文芸・アートとして評価された意味で「全集化されたもの」にすべきと思う。この本の作品にはガロ掲載作品が4本載っていて「ガロは凄かったんだなあ」と思わせる。今のマンガしか読んだことない人がこれ見てマンガと感じるだろうか?ほぼ浮世絵、絵草子の世界。セリフの意味も通じめへ。白土三平、水木しげる、佐々木マキ、つげ義春、杉浦日向子。ガロはマンガを洗練させる力があったと思う。永井勝一さんの冥福を祈ります。2020/02/27

まめはち

2
初杉浦日向子。まさに浮世絵漫画。吹き出しのセリフがすべて江戸ことば。杉浦さん自身がいつも江戸ことばを話していたのではないかと思うくらい流暢で自然な言葉遣いで関心。道具類はもちろんのこと、会話の流れやちょっとしぐさの描写はまるで歌舞伎の世話物を観てるみたいな錯覚にさえ陥りました。どうやってストーリーを考えるんだろう。元ネタみたいなのがあるのかなぁ。2015/06/27

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