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ちくまプリマー新書
系外惑星―宇宙と生命のナゾを解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480688781
  • NDC分類 445
  • Cコード C0244

内容説明

銀河系で唯一と思われていた生命の星・地球が宇宙にあふれているって、どういうこと?論理物理学によって、太陽系外の惑星に迫るスリリングかつドラマチックな研究の最前線。

目次

1章 宇宙の理を知る―重力(天動説を覆した惑星;星たちのみかけの動き・実際の動き ほか)
2章 惑星はどんな姿をしているのか(惑星の直径、重さ、内部の成分;惑星の大気成分―プリズムをつかう ほか)
3章 惑星はどのようにできるか―太陽系をモデルに(惑星の作り分けの謎解き;まずは円盤ができる ほか)
4章 僕たちが住む地球(地球を知ること;地球の中をどうやって見るのか ほか)
5章 宇宙にあふれる惑星系(系外惑星の発見までの長いみちのり;ホットジュピターにエキセントリックジュピター ほか)

著者等紹介

井田茂[イダシゲル]
1960年生まれ。京都大学理学部物理系卒業。東京大学大学院理学系地球物理学専攻修了。東大教養学部宇宙地球科学教室助手、東京工業大学理学部地球惑星科学科助教授をへて、現在、同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

70
再読。2019年度ノーベル物理学賞は系外惑星発見のジュネーブ大学マイヨール教授とケロー教授(発見当時は院生)に。というわけで、日本の第一人者、井田先生による本書を改めて読み返した。青少年向けで天文学の基本から宇宙論そして系外惑星まで易しく解説。1995年、マ教授らに初めて発見された系外惑星は、太陽系からの類推による常識を覆した。48光年の距離にある恒星、ぺガスス座51番星を中心星として0.05天文単位のところを僅か4日の周期で公転。木星の半分程度の灼熱の巨大ガス惑星。名付けて”ホットジュピター”。2019/10/15

へくとぱすかる

31
系外惑星について詳細がわかると期待して読んだが、半分以上は惑星科学の総論としての解説で、最新のトピックは終わり近くにようやく登場。まだまだ発展途上の分野であることが強調されている。今後、大きさも組成も地球そっくりの惑星について、より詳細が明らかになることを期待したい。ところで、冥王星は早く発見されすぎたことが悲劇だった、という主張は、なかなか着眼点がおもしろい。2015/09/16

calaf

11
最近ニュースで時々見る太陽系外の惑星なんて、どうやって観測しているんだろう...と思ってはいたものの、詳しい事は知りませんでした。なるほど、相当精度の高い測定をしていたのですねぇ...「一メートルの壁」と「地球質量の壁」。この二つの壁が崩壊するのも近いうち?2012/04/23

foxhanger

3
中高生向けの本だがけっこう専門的で読み応えはある。太陽系の形成過程など基本的な部分が半分以上で、肝心の「系外惑星」についての記述の分量が少なめなのが残念。2012/09/16

ビリー

2
太陽系の外にも当然惑星はある。しかし、自ら光を発するわけではない惑星は観測が非常に難しい。最も近いものでもケンタウルス座α星Bbの4.366光年。そんなわけで昔は全然研究が進んでいなかった(そもそも存在が懐疑的だった)が、最近の研究がどこまで進んだかをわかりやすく説明してくれている。太陽の至近距離を超巨大ガス状惑星のホットジュピター、彗星のような超楕円軌道を回るエキセントリックジュピターなど、太陽系の常識では計れない惑星が次々見つかっている。もちろん地球型も多数あるようだ。2013/09/29

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