ちくまプリマー新書<br> ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ―原子力を受け入れた日本

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ちくまプリマー新書
ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ―原子力を受け入れた日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 175p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480688699
  • NDC分類 539
  • Cコード C0295

出版社内容情報

世界で唯一原爆を落とされた国が、なぜ原発大国になったのか? そのつながりを圧倒的な想像力で描き出す。歴史を振り返り、これからの「核」の話を始めるきっかけになる一冊。

内容説明

世界で唯一、原爆を落とされた国が、なぜ原発大国になったのだろう?ヒロシマ・ナガサキとフクシマは、見えない糸でつながっている。そのつながりを、歴史を振り返り、圧倒的な想像力で描き出していく。これからの「核」の話をはじめるための、最初の一冊。

目次

第1章 核をめぐる時代のムード(「原爆乙女」「ヒロシマ・ガールズ」と呼ばれた女性たち;反核の耐えられない重さ;左翼とはなんですか?;歴史に共感するということ)
第2章 新しい太陽は、どうやって生まれたのか?(太陽は原子のなかにあった;ヒトラーと核兵器;トリニティ実験の成功;ヒロシマとナガサキへ無警告原爆投下)
第3章 核兵器に苦しんだ日本は、なぜ原子力を受け入れたのか?(資本主義がめざした社会、社会主義がめざした社会;反核から原子力導入へ、突然の転回;安全が神話になるとき)
第4章 福島第一原発事故後をどう生きるか?(「わからない」を超える力;コミュニケーションの回路をもつこと)
終章 黙示録の解放(アメリカにとってのヒロシマ;ナガサキに「原爆ドーム」がないのはなぜか?;五度目の被ばくに学ぶこと)

著者等紹介

田口ランディ[タグチランディ]
1959年東京生まれ。作家。広島の原爆を取材した短編小説集『被爆のマリア』では、「戦後世代にとって原爆とは何か?」を問題提起した。以降、核エネルギーに関心を持ち、原子力の取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

43
知らないことを教わる…そんな気持ちでノートをとりながらの読書。200字余りのレポートです。日本に原子爆弾が投下された経緯。「戦争の早期終結と多くの命の救済」と言うアメリカ側の正義の言い分。以後、「ヒロシマ」「ナガサキ」となる広島や長崎の惨状。それなのに何故日本はすんなりと原子力を受け入れてしまったのか。そこにはアメリカとメディアの巧妙な情報操作があったのではないか。「平和」で「安全」なクリーンエネルギー。度重なる事故。国民の反感が恐ろしく育っていく隠ぺい体質。今、日本がしなければならないことは何なのか。2013/11/12

マガリ

18
原爆が投下されたヒロシマ、ナガサキでは多くの犠牲者だ出た。今まで漠然としか歴史を理解していなかった。日本人として恥ずかしい。一方で原発は高度経済成長期のエネルギー源であった。この原発の原子炉から「原爆」を作ることが出来る。東日本大震災が引き金となった原発事故、フクシマで惨劇が繰り返された。結果的にリスクに対する不備が原因であった。わが国は十分に反芻されていなかったのか。簡単に結論は出ないが、日本の未来にとって重要な問題だ、、、決して同じ過ちを繰り返してはいけない。★★★★☆2011年9月刊行2013/08/04

calaf

16
先の原発事故後の日本の「核」の取り扱いを考えるにあたっては、最低限の科学的知識は必要ですが、それだけでは十分ではない。心理的な部分を含む最も大切な部分を分かりやすく丁寧に解説した本。著者はチェルノブイリやJCOの事故以後、長期に渡り核に関していろいろ考えてきた方のようで、それだけ冷静になって書かれている良書だと思います。日本のこれからの核/エネルギー政策を考える上で、必読の一冊でしょう。2011/10/10

はなすけ

11
人道より好奇心。まるで人体実験だな。戦後の情報操作によるマインドコントロールの実現。 被爆国でありながら原発大国であるという矛盾の成立してるわけが理解できた。 賛成する人、反対する人…すでにある原子力を無しにすることは無理。「ある」前提で落としどころを探るしかない。 対話は大事。というか、それしか手段はないのだが、まず話し合いの土俵に上がるまでの道のりが長そうだ。2020/10/08

ぱせり

9
それは一体どこから始まったか。何度も世界地図の中の日本を振り返る。核だけに留まらない色々が複雑に絡み合って今の激流になった。「心理的共謀」という言葉が心に残る。この本の後にも「黙示録」は続いている。空っぽのままだと上面だけ染まって考えたような気になっていそう。遠回りでも、引っ掛かった所から学んでいく。2014/12/10

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