出版社内容情報
ネットで検索→解決の、ありきたりな調べものから脱出するには。図書館の達人が、基本から奥の手まで、あなたにしかできない「情報のひねり出し方」を伝授します。
内容説明
ネットで検索→解決の、ありきたりな調べものから脱出するには。図書館の達人が、書架と分類のしくみ、使えるレファレンスツール、検索することばのセンスを磨く方法など、基本から奥の手まで、あなたにしかできない「情報のひねり出し方」を伝授します。
目次
プロローグ 今の時代に図書館は必要か
第1章 分類からの発見
第2章 書架と本を活用する
第3章 検索の世界
第4章 情報のひねり出し方
第5章 図書館でできること、自分だけができること
著者等紹介
高田高史[タカタタカシ]
1969年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科修了。司書として神奈川県に入庁。現在は神奈川県立川崎図書館勤務、レファレンスサービス担当。NPO「図書館の学校」の機関誌に「調べる三姉妹」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
WATA
68
図書館で調べ物をするコツと楽しさを教えてくれる入門書。内容は、図書の分類番号の説明や児童書の活用方法など、すぐに役立つテクニックの話が半分、気になった本は手にとってめくってみるといった、調べ物をするときの心構えの話が半分。調べ物の途中で思わぬ知識が手に入る「セレンディピティ」は自分にも経験があるので、心構えの部分も頷きながら読めた。文中に出てきた「理科年表」や「値段史年表」などのお役立ち本は、今度近くの図書館でゆっくり見てみたい。2014/06/04
aqua_33
61
普段小説ばかり図書館から借りて読んでる私。前もってネットで予約して連絡があったら取りに行く。図書館滞在時間1分ないことがほとんど。「図書館で調べる」とはおよそ掛け離れた図書館の利用の仕方をしてるわけだけど、原点に戻ってみたくて手に取った。今の時代「調べる=OK!Google」な感じだけど、それだと「情報の引き出し方」「関連キーワードの予想・連想力」等が育たず、欲しい情報や必要な本を手にいれるスキルがpoorなままになるな…との懸念も抱いた。《2018年166冊目》2018/10/03
kaizen@名古屋de朝活読書会
46
分類の限界をコンピュータの例で説明しソフトが007、インタネットは547、548、携帯電話は69という具合に。「セレンディピティ」は閃きではいけないのだろうか。検索、記憶違いへの対応の仕方など、調べるのに必要な技能を網羅的に記述している。いろいろな観点が必要であることも記述している。残念なのは、図書館員の受け身の話ばかりで、図書館員が積極的に社会に出て行く話がすくないこと。図書館員もWikipediaなどを編集して情報発信に協力してよいことが抜けている。自治体の図書館が住民が書いたものを収集していない。2013/04/22
KAZOO
30
私は図書館というよりもこのホームページなどでの文献紹介をかなり参考にさせてもらっています。確かに図書館は情報の宝庫だと思います。ただそこにいくまでの時間などを考えるとやはりインターネットが重宝しています。今の図書館はどちらかというと高齢者と学生が中心なのでしょうね。小冊子ながらかなり参考となる個所もありました。絶版の本などを探すのにはいいかもしれません。2014/06/09
kinkin
20
図書館てどんなところなの?という疑問にやさしく書かれていると思う。2013/04/17