内容説明
いま、多くの野生動物が絶滅の危機にひんしている。守るためには、動物をじっくり観察する「虫の目」と、生物界全体のバランスを考える「鳥の目」が必要だ。「かわいそう=保護する」から一歩ふみこむための自然の見方。いきもののつながりを考える。一頭のシカから生物界全体がみえてくる。
目次
第1章 シカを一頭ずつ調べる
第2章 シカの一生を追う
第3章 生き物のつながり
第4章 絶滅を考える
第5章 野生動物の保全
第6章 野生動物学を学ぶ
著者等紹介
高槻成紀[タカツキセイキ]
1949年鳥取県生まれ。1978年東北大学大学院理学研究科修了。東京大学総合研究博物館教授などを経て、麻布大学教授。専攻は保全生態学。動物と植物の関係を研究している
南正人[ミナミマサト]
1957年京都府生まれ。1991年大阪市立大学大学院理学研究科修了。現在麻布大学講師。(株)ピッキオ代表を経て、野生動植物保全教育に取り組むNPO法人・生物多様性研究所あーすわーむ代表理事を兼任。シカの繁殖行動などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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