出版社内容情報
若さあふれる新鮮な希望とビジョンを示し、日本の方向性を変える大仕事につなげていった龍馬。自分の人生を切り開いていく術を学ぶ!
内容説明
若さあふれる新鮮な希望とビジョンを示し、自分が持っている憧れを出会う相手に感染させ、日本の方向性を変える大仕事につなげていった坂本龍馬。自分の人生を切り開いていく術を学ぶ。
目次
第1部 坂本龍馬とはどんな人か(龍馬は何をした人だったのか;龍馬の魅力とは何か)
第2部 いまに活かせる龍馬の力(河田小龍訪問にみる出会い力;故郷の土佐藩を脱藩した決断力;松平春嶽に紹介状を書かせた交渉力;勝海舟を師と見抜いた察知力;西郷隆盛の本質を見抜いた眼力;神戸海軍操錬所を軌道に乗せた先見力;亀山社中を創設したマネジメント力;薩長同盟を成立させた仲介力;海援隊のピンチを救った問題解決力;船中八策を大政奉還に結びつけた企画力;おりょうとの関係にみる恋愛力)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション技法。2001年に刊行した『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞受賞)が話題を呼ぶ。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の企画・監修も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
acesmile@灯れ松明の火
29
「はじめての」とタイトルにあるが、坂本龍馬の事を何も知らないとちょっと読みにくい本。入門書ではあるのだが、坂本龍馬の生き方を手本にした人生の指南書である。幕末に革新的な事を遂げた龍馬だが、本の内容は革新的というよりはわりとオーソドックスな内容。人付き合いの基本や、大人社会の約束事が書かれている。だた、レーベルがヤングアダルト向けなので若い人の手本になることは間違いない。しかし、冒頭に述べたが龍馬への予備知識がないと「ふ~ん」で終わってしまうに違いない。龍馬に興味を持った人が2番目か3番目に読むといい本。2012/08/30
清作
7
坂本龍馬を通して現代を生きる我々が身に着けるべき力(行動力・交渉力・先見力...)について語る人生指南書。題名は『はじめての坂本龍馬』だが『竜馬がゆく』などを先に読み、龍馬の生き様をある程度頭に入れてから本書を読むと理解が深まると思う。「ちくまプリマー新書」なので中高生向きではあるが、大学生や20代の人が読んで意識改革をするのもアリだろう。2012/11/17
calaf
4
さくっと読める坂本龍馬の入門書。さすがに名前は知っていたけど、何をしたのかさえ知らなかった人物ですが...すごい人だったのですねぇ...2010/06/18
わかめ
4
坂本龍馬はすごい。ここまでいろんなことを成し遂げた人だとは知りませんでした。今の時代にも通ずる、先見性、バイタリティ、人間的魅力。ますます好きになりもっと知りたくなりました。学生の頃に、龍馬を熱く語る、あの金八つぁんのような先生がいたらなあ。2010/06/01
だいすけ
3
歴史物は苦手でこれまで敬遠していたけど、読んでみると思っていたより面白かった。それにしても、転轍機となってこれからの日本を導ける人って、今の時代に存在するのかな。2017/06/30