出版社内容情報
現代はデジタル情報が溢れる便利な社会である。一方、ストレスに精神が押し潰されている。人間の生命を蘇生するITの未来を考える。
内容説明
現代は、デジタルな情報がとびかう便利な情報社会である。にもかかわらず、精神的に疲れ、ウツな気分になるのはなぜか。悲鳴をあげているのは、リアルな「生命」そのものであろう。人間の身体と心をやさしく包んでくれるITの未来を考える。
目次
第1章 ITが私を壊す?(私にとってのリアル;デジタル・ニヒリズム)
第2章 生きることは創りだすこと(心と脳とコンピュータ;情報処理機械としての私;心はなぜ閉じているの?)
第3章 未来のネット(自由平等という落とし穴;タイプ3コンピュータとは)
著者等紹介
西垣通[ニシガキトオル]
1948年東京生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業、日立製作所に入社。コンピュータ・ソフトの研究開発に携わる。その間、スタンフォード大学で客員研究員。その後、明治大学などを経て、東京大学大学院情報学環教授。工学博士。著書に『デジタル・ナルシス』(岩波書店、第13回サントリー学芸賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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