出版社内容情報
何をしたら犯罪なのか?刑罰の思想とは?裁判のポイントを見過ごさないために、知っておきたい刑法のエッセンスを大胆に解説する。
内容説明
刑法は誰のために書かれているのか?何をしたら犯罪なのか?刑罰の思想とは?裁判のポイントを見誤らないために、知っておきたいエキスが詰まった15講。
目次
規範と刑法
刑罰は重くなっている?―厳罰化の時代
国が「刑罰を与える」という意味―罪刑法定主義と刑法
駐車違反も犯罪?―犯罪成立要件について
誰も犯罪の数を知らない―犯罪統計の不思議な実態
犯罪って何種類あるの?―総論と各論
刑法は誰のために書かれているか―刑法の二つの機能
日本の刑事裁判
酔っていて、よく覚えておりません…―責任の話
死刑になるかもしれない年齢―少年法と刑法
刑罰の始まりはいつ?どんな刑?―刑罰の思想
カメラは正直者―環境と犯罪
死刑存廃論争
競馬が賭博罪に違反しない理由など―違法性阻却事由
国際法と国際刑事裁判所―パワー・ポリティクスろ刑事司法
刑法改正の方向性について―日本の刑法がより機能するために必要なこと
著者等紹介
谷岡一郎[タニオカイチロウ]
1956年大阪生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学行政管理学部大学院修士課程修了、同大学社会学部大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門は犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査方法論。現在大阪商業大学教授、学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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