ちくまプリマー新書<br> 中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ

個数:

ちくまプリマー新書
中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月29日 02時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480688194
  • NDC分類 100
  • Cコード C0210

内容説明

自分とは何か。なぜ宗教は生まれたのか。人を殺してはいけない理由は何か。何となく幸福じゃないと感じるのはなぜなのか…。読めば聡明になる、悩みや疑問に対する哲学的考え方。

目次

1 自分とは何者か(神経症―私はなぜ哲学者になったか;欲望論哲学の出発点)
2 世界はどうなっているか(宗教のテーブルと哲学のテーブル;哲学のテーマ―「神」と「形而上学」について;宗教と哲学の弱点)
3 なぜルールがあるのか(大貧民ゲームで近代社会を体験する)
4 幸福とは何か(ガウェインの結婚―「自分の意志を持つこと」)

著者等紹介

竹田青嗣[タケダセイジ]
1947年、大阪生まれ。在日韓国人二世。早稲田大学政治経済学部卒業。現在、早稲田大学国際教養学部教授。哲学・文芸批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

53
読友さんの感想を読み、書棚に埃を被っていたのを引っ張り出して、初読?の本書をサクサクと読み進めたのですが、終わりの方へ来てサイドラインが引いてあるのを発見し、ガーンとなりました。読んであったんだ!(2009年刊行の)本書の記憶はかけらもありませんでしたが、著者が強調している物事の本質を見取ること、自分の意志を持つこと等々は、ごく部分的にせよ自分のこの10年余の生き方に反映しているのではないかと思ったことでした。ただ本書のレベルでもさすがに中学生には難しいのではないかとも思います。いや、後生畏るべしかも。2021/09/20

禿童子

44
竹田青嗣の著書は何冊か読んでいるので、現象学と欲望論についての記述はすんなり読めた。中学生向けという看板にしては中身は高尚。大貧民ゲームはよく分からないけどトランプの大富豪と同じか?ただ、アーサー王伝説の「ガウェインの結婚」という挿話は、私にもよくわかった。すべての女性が一番望むものが「自分の意志を持つこと」であるのは今も昔も変わらない。ただ、自分の意志を持つことは男女関係なく自由に人生を生きるために必要。「自分の幸福の条件を、才能や運に委ねるのではなく、自分の「自由の条件」を考え、作り直す」ということ。2021/09/23

SOHSA

36
《購入本》タイトルのどおり、中学生からでも読めるテキストだが、大人にとっても十分読みごたえのある内容だ。宗教と哲学の違い、社会構造の読み解き、自己の欲望の作り直し(=自分の意志を持つこと)。どれもなかなか興味深く面白い。哲学の一番の問題は、著者も言っているように、言葉の難解性だ。宗教は誰にでも理解可能な物語を通して人にその本旨を了解させるが、哲学はその思想を直接、言語で表現しようとする。それは一見オープンソースでだれにでも批判を許すけれども、結果的には専門的であるいは自分だけしか使わない語句を(→)2014/09/21

井月 奎(いづき けい)

33
私は哲学書を読むと「あれれ?」となることが多いのです。哲学の深さと難解さが私を煙にまくのです。で、この本の登場ですが、いいですこの本。科学と宗教、哲学の違いを分かりやすく書き、現状の思考は社会通念の刷り込みではないのか?という問いかけをしてきて、自分の思考の大切さを説き、哲学の理解への足掛かりをたくさん用意してあります。哲学の海に投げ出された私の方位磁石のごとき本です。ただし、「中学生からの」と言っている割にはけっこう難しいです。それは私のおつむの問題ですって?ハイそこのあなた、真実は人を傷つけますよ。2016/04/13

Teppei Tsujiyama

29
哲学入門書として優秀な本だと思いました▼面白かったポイントは小学生に「本質」を教えるのに大貧民を使う授業をしたこと。著者の主張でもある「一般欲望」をよく学べる題材だと思う▼社会を学ぶためにルール改編する妄想がふくらんだ。大貧民にはサブルールが多い。例えばジャックリバースとか。これらのルールをどれを採用し、どれを採用しないかを政府が決める。その政府を投票で決める。票は各自、富豪貧民の別なく一人一票にする。▼大富豪は買収?革命時に政府も転覆するのでサブルールも変える?▼そんな妄想してたら、本の中身を忘れた。2015/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/542346
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。